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(回答先: 三越、4年で2千人削減 福岡など4子会社と合併 再編計画発表【西日本新聞】 投稿者 ご破算に願いましては 日時 2003 年 1 月 31 日 17:27:59)
経営再建中の東急百貨店に対して、主要取引銀行が有利子負債約1000億円のうち約700億円を協調融資に切り替えることになった。
金融機関ごとにバラバラの融資期間や金利を一緒にすることで、東急側の資金繰りが安定。債権放棄や金利減免を行わずに再建を進めるのが目的だ。日本橋店の売却額が皮算用を下回った上、一向に回復しない個人消費が響き再建が遅々として進まないことから、再建策を見直すことになった。
協調融資に切り替えるのは、中央三井信託、東京三菱の主力取引行のほか、三菱信託、みずほコーポレート、三井住友、住友信託など計10行で29日に合意。期間は5年で金利の減免は行わず市場金利に統一する。
東急百貨店にとって債務が減ることはないが、各行が足並みをそろえることで支える姿勢が公になり、再建に専念できるメリットがある。
同社が抱える有利子負債は単体約1000億円、連結だと約1400億円にものぼる。現在は、平成17年1月期を期限に、約160億円にのぼる累損解消と有利子負債の大幅圧縮を目標にして、人員リストラや店舗の改装、不採算子会社の再編などの再建策を実行中だ。
10年にいったん決めた再建計画を見直した。12年に日本橋店売却の際、地価下落などで当初予定していた600億円以上という価格を大幅に下回る約520億円にしかならず、約680億円の累損一掃という目論見が崩れたことによる。
この見直し後も、個人消費、法人需要共に超低空飛行が続き、百貨店業界は6年連続して売上高が前年を下回っている。再度の見直しでは、協調融資の実施のほか、“本丸”渋谷本店の営業時間を2月から短縮。2交代制だった従業員を1交代制に改め、人件費などの削減を図ることに。
都内の主力百貨店が営業時間延長で来店客数を伸ばそうとする動きに逆行した「縮小均衡」で生き残りにかける。