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(回答先: 日立、今後3年で1兆6000億円の事業から撤退【日本経済新聞】 投稿者 ご破算に願いましては 日時 2003 年 1 月 31 日 06:40:17)
ガリバー日立でさえ、とうとう総合電機の看板を下ろすことに…
電機最大手の日立製作所が「総合電機」の看板を下ろす。長期化する国内景気の低迷により、不採算部門と化している家電などの事業を他企業に売却したり、場合によっては事業そのものから撤退する。今後、情報システムサービスと、電力などの社会インフラ事業をより強化していく方針。さすがのガリバー日立も不況の波には勝てなかったようだ。
30日に日立が発表した平成15年度からの3年間の中期経営計画によると、不採算部門の家電や電子部品などの事業を中心に、他企業へ売却したり、共同出資会社を設立させるなどして分社化。場合によっては事業そのものからの撤退も検討していく。
現在の総売上高の2割にあたる1兆6000万円規模の事業から撤退することになり、事実上、「総合電機」の看板を下ろすことになる。
一方、全体の売上高の約4割を占め、同社の中核となる情報システムサービス事業と、電力や交通などの社会インフラ事業の競争力を一層強化し、収益力を高める方針。
中核事業でも不採算部門は撤退を検討していくが、すでに同社ではIT不況で13年度に2万9000人をリストラしている関係から、撤退などによって新たに発生する過剰人員約30万人は、他事業に配置転換して対応していくという。
同社が「総合電機」の看板を下ろし、事業のしぼり込みを図る背景には、折からの不況に加え、官公需や電力会社向けの受注が大幅に減少し、打撃を受けたことがある。
これまでも大幅な人員削減のほかに、グループ企業300社の削減を決めるなど、大胆なリストラを断行してきたが、それでも対応しきれず、競争力が劣る家電などにメスを入れざるをえなかった事情がある。
また、不採算部門を維持していては、強みを持つ情報サービスなどの分野に人員や資金を集中させることも難しく、さらなる競争力をつけづらいという側面もあった。
同社では今後、規模の拡大を追わず、脂肪とぜい肉を落し、「筋肉質な経営を目指す」としている。