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(回答先: 12月失業率再び最悪に、0.2ポイント上昇の5.5%−女性大幅悪化【ブルームバーグ】 投稿者 ご破算に願いましては 日時 2003 年 1 月 31 日 09:49:27)
昨年平均の完全失業率は5・4%で、過去最悪を更新した。景気は低迷し、厳しい雇用情勢に回復の兆しはない。そんな中で、自ら仕事をつくり出そうと奮闘する人たちもいる。
今月27日夜。中小企業のビルがひしめく東京都荒川区の一角で、同区で便利屋「たすかる」を開業しようとする男性3人が、失業経験がある中小企業の経営者ら約10人を招いて助言を求めた。オープンは来月上旬に迫っていた。
中心になって準備を進める目々沢宏治さん(32)が開業計画を説明した。高齢者の通院の送迎、ペットの世話、掃除などを1時間2300円以上で引き受ける。時給は1000円以上というものだった。
◆3人で起業、「何もないよりまし」◆
「誰にでもできる仕事では食べていけない」「何でも引き受けるというのは無理。専門性がなければ」。厳しい言葉が返ってきた。
目々沢さんは建設資材リース会社などを経て、昨夏からはオフィス用家具の組立をする知人を手伝っていた。だが、仕事は激減し、先月、この職を離れた。失業者らが加盟する労組・全統一(台東区)の仲間と相談し、便利屋の開業を思い付いた。
便利屋を手伝う仲間は、2001年に倒産した都内の水道部品メーカーに勤めていた55歳と60歳の男性2人。貯金を切り崩してアルバイトで生活していた。「不安はあるが、何もしないよりまし」と3人は口をそろえる。
◆「居酒屋」では挫折のケースも◆
労組・失業者ユニオン(新宿区)によると、年平均の失業率が4%を超えた98年ごろから、失業者たちが資金を持ち寄って起業したり、倒産した会社の採算事業を引き継いだりするケースが増えたという。
だが、再び挫折するケースもある。リストラ社員ら約20人が2000年、台東区で開業した居酒屋は、2年半で閉店に追い込まれた。少しでも多くの失業者を救おうと、約20人を追加雇用したことが響いた。
目々沢さんらを支援する全統一の鳥井一平書記長は「再就職への道は厳しく、失業者による起業を考えなければならない時代になった」と強調する。(読売新聞)