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(回答先: <家出>原因が「借金苦」急増、年間千人に 背景に闇金融問題 投稿者 無法地帯 日時 2003 年 1 月 29 日 16:45:57)
県内で借金による生活苦で子どもが育てられなくなり、児童養護施設に預ける親が増えている。富山市の富山児童相談所によると、現在平均して一日五、六件の相談があるが、そのうち三、四件は借金に関係する養護相談となっている。数年前まで相談の中心であった非行などに関する相談の占める割合は減少しており、バブル崩壊以降の世相を反映した格好である。
富山児童相談所の職員の話では、バブルが崩壊してから、保護者の病気、死亡などが原因の相談に比べ、消費者金融などに多額の負債を抱え、返済金ねん出と安全確保のため、子どもを養護施設に預けたいというケースが増えた。相談に訪れる親は二十―三十代の親が多いという。
最近の事例では、六人の子どもを持つ三十代の親が借金返済に行き詰まって自己破産し、子ども全員を乳児院と児童養護施設に預けた。また、預けるに至らない場合でも、親が夜間飲食店などに働きに出るため、子どもの食生活など健康に問題があるケースも多いという。
一方で県の統計によると、二〇〇一(平成十三)年度の児童養護相談の件数は一九九七年度の約二倍の三百九十八件に増加した。これに伴い、県内にある三カ所の児童養護施設の入所者数も少子化に反して増加を続けている。
現在、富山愛育園には定員五十人に対し四十七人(一九九七年四十一人)、ルンビニ園には同百人に対し八十四人(同五十五人)、高岡愛育園には同五十人に対し四十四人(三十人)が入所しており定員に迫っている。
富山児童相談所の杉本将所長は、このまま入所者数が増加すれば県外の施設へ委託することも検討しなければならないとし、「景気が回復して親の働く場所ができないと根本的な問題は解決しない」と話している。