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(回答先: 一般教書演説:再選視野に「雇用創出」 父の「失敗」教訓に [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 29 日 17:15:09)
【ワシントン斗ケ沢秀俊】一般教書演説の舞台となった連邦議会議事堂では、40分余りに及ぶブッシュ大統領の演説が再三、拍手で中断された。しかし、性急な対イラク軍事行動を懸念する民主党議員らの間には冷ややかな反応もみられ、対テロ掃討作戦で大統領と議会が結束していた昨年の演説とは雰囲気が様変わりした。
招待者席には、大統領の政策課題の重要性を演出するため、青少年の薬物対策に取り組む活動家や家庭内暴力の被害者のカウンセリングにあたる尼僧、アフガニスタンの対テロ戦争に従軍した予備役らが招かれた。その中に1席だけ「空席」が設けられた。「同時多発テロ(一昨年9月11日)の被害に遭った米国人の家庭では、食卓や生活にぽっかりと穴が開いた。それを象徴するもの」と米政府は説明する。「9.11」を決して忘れない、という演出だった。
大統領と議会、特に野党との関係を図るものさしの一つは、議会演説への拍手の回数と議員の反応だ。同時多発テロから約4カ月後だった昨年の一般教書演説では、45分間の演説が拍手で計77回、中断された。「我々は今、対テロ戦争に勝とうとしている」との言葉に、民主党議員も含めた全員が立ち上がって、賛同の意を示した。
しかし、共和党が上下院を制した昨年11月の中間選挙以降、民主党は経済や教育などの国内政策や対イラク攻撃への対応で、ブッシュ政権批判を強めている。前日には民主党のダシュル上院院内総務が「米国がイラクの核兵器に関する証拠を持っているなら、なぜ世界に示さないのか」などと強く非難した。
この日の演説では共和党議員の大きな拍手に対して、民主党議員の冷めた反応が目立った。
議事堂とホワイトハウスの間のペンシルベニア通りには、演説に合わせてローソクを手にした数百人の市民が集まり、対イラク軍事行動反対をアピールした。
[毎日新聞1月29日] ( 2003-01-29-13:13 )