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[京都 18日 ロイター] 塩川財務相は、京都で開催された財政を考えるタウンミーティングで、2013年度にはプライマリーバランスを黒字化させたい、と述べた。
財政健全化の目標としているプライマリーバランス黒字化の時期について、政府は2010年代初頭としてきたが、財務相としてその年限を明示した。
プライマリーバランスについて、同相は、「2013年度には逆転(黒字化)させたい。そのために、国債発行をできるだけ抑え、歳出を削減する」と述べ、借金体質の財政状況から抜け出し、財政健全化を進めなければ、社会保障関係や学術研究に経費を割くことができないと指摘した。
タウンミーティング終了後の記者会見では、黒字化達成の手段について、塩川財務相は、「現在の税制では、(プライマリーバランスの黒字化)は無理だ。税制改正をする必要がある。その際一番大事なのは、国と地方の税源を分けることだ。これを避けると国の財政健全化はできない」と指摘。経済財政諮問会議で、国と地方の権限・税源問題に踏み込んだ議論に早急に着手すべきだと述べた。
また、「財政問題は重大な時期にきている」との危機意識を示し、2004年度(平成16年度)の年金制度抜本改革を控え、財源問題と給付と負担の問題について、「来年度予算が3月に成立し、4、5月には予算配分が終わる。それ以降、政府として全力を挙げて議論していきたい」と述べた。
同相は、国債発行に頼る予算編成からの脱却の必要性を指摘。カネを出して景気対策をやって欲しいとの声が出るが、「政府としては、規制緩和と有効なカネの使い方、この2つで景気対策を行う。そのために(予算配分で)メリハリをつける方向を打ち出していく」と財政運営の基本方針を述べた。
速水日銀総裁の後任人事については、小泉首相が考えることだと述べるにとどまった。
★ 竹中大臣は、半年ほど前の発言で、2010年度にはプライマリーバランスを黒字化できる(する)と説明していたが、半年の経過で見込み(目標)が3年先延ばしになるので、2010年度や2013年度になった時点のプライマリーバランス黒字化達成目標年度はいつになっていることやら....
立場から言わざるを得ないと思うのはわかるが、ほとんど意味のない目標や見通しは語らないほうがかえっていいと思うのだが...現在の政策課題は、プライマリバランスの黒字化ではないはずだ。