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(回答先: さらなる補足 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 18 日 19:08:34)
>>たとえば00年には名目GDPで+成長になっている。
>これは、小渕内閣の大型財政出動と輸出増加による経済状況の好転だと推定できます。
99年37.5兆円、00年の33兆円の赤字国債に基づく財政支出がそれなりのGDP押し上げ効果を発揮したはずです。
00年は、輸出が1%というここ15年で最大の伸びを見せており(輸入は−0.8%)、財政出動と輸出増加が、民間設備投資をプラス1.6%とまれにみる高さで引き上げた年です。
(00年が米国バブル景気の最後の年であったことは重要です)
うん。だから消費税など負担増(需要減)は、これらの刺激要因(需要増)に比べたら非常に小さいわけだね。
このように00年までの巨額な刺激(多分、トータルで数百兆円以上の公的需要創造)にも関わらず景気がすぐに衰退し失業も改善しない要因として、循環的な要因だけでなく日本経済の構造的な変化(経常黒字と資産効果による全体のファンダメンタル以上の円高定着=バブル崩壊後のほとんどの産業における高コスト低収益体質=>不良債券増大=>慢性的な国内投資不足=>需要不足)が重要で、それを何とかする必要があると考えるかどうかが問題なわけだね。