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(回答先: 「1.5%成長」2006年度に先送り、中期展望案 [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 17 日 14:55:37)
経済財政諮問会議が20日に決定する「経済財政の中期展望(改革と展望)―02年度改定」の最終案が明らかになった。05年度までのデフレ克服と、10年代初頭の財政の基礎的収支の黒字化を目指しているが、添付する内閣府の試算は、04年度以降、消費税率の引き上げを前提としても、毎年の国債発行額は40兆円以上に上るとし、財政健全化へのシナリオは昨年より後退している。
「改革と展望」は中期的な経済財政の運営方針。昨年1月に閣議決定し、経済・財政情勢などに応じて毎年見直し、今月中に閣議決定する。
内閣府の試算は、04年の年金制度改革で国庫負担を3分の1から2分の1に引き上げる財源として、消費税を5%から6%に引き上げることを前提にしている。
その場合でも、04年度の国債発行額は40.2兆円に達し、それ以降も、05年度41.0兆円▽06年度40.3兆円▽07年度40.8兆円と、毎年40兆円以上を見込んでいる。
消費税率を上げても、増収分は年金財源に回ることを前提としている。今回の改定では低成長を余儀なくされる「集中調整期間」を1年延長し、デフレ克服の目標時期についても03年度から05年度に2年間先送りした。こうした景気の低迷による税収不足は続くため、一般歳出を賄うには国債発行額を増やさざるを得ない、とみている。
この結果、財政健全化への目標として、10年代初頭に基礎的収支を黒字化させる方針は維持するが、財政赤字の対国内総生産(GDP)比率は、「06年度に現状(4.3%)の半分程度に低下」から「07年度に現状(5%強)の半分程度に近づく」に後退させた。 (08:23)