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(回答先: 米NBER、景気後退の終結宣言を見送り 【ロイターニュース】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 16 日 14:16:07)
ワシントン 1月15日(ブルームバーグ):米国のリセッション(景気後退期)はまだ終わっていない可能性がある。
景気サイクルの認定で権威のある民間調査機関、全米景気調査局(NBER)は15日までに、ウェブサイトに声明を掲載し、昨年5月に出した「経済指標は2001年3月に始まったリセッションが終わりを迎えた可能性があることを示している」との景気判断を下方修正した。雇用者数の減少を理由に挙げている。
NBERは、雇用者数について「昨年は安定した状態が続いていたが、過去2カ月は大幅な減少になった」と説明したうえで、「最近の経済指標は、『昨年とことしの景気動向の解釈に確信を持つまでにはさらに時間がかかる』というわれわれのこれまでの認識を裏付けている」と指摘した。
NBERは、雇用、鉱工業生産、小売売上高、所得に関連するデータを基に景気サイクルを認定しており、これらのデータがリセッション前に記録したピークを上回るまではリセッションの終了を宣言しないことが多い。前回1990 −1991年のリセッション時には、「1991年3月に底入れした」との景気判断が出たのは1992年12月だった。
ワシントン Carlos Torres ほか東京 柴田 広基 Hiroki Shibata