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東京 1月14日(ブルームバーグ):14日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、三井住友フィナンシャル・グループ(SMFG)はソフトバンクが保有するあおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)の株式49%を、現金1000億円で買い取る提案を行ったと報じた。事情に詳しい銀行関係者の話を基に報じた。
同紙によると、提示額はソフトバンクが2000年に同株式取得のために支払った490億円の2倍超で、同じく同行買収を提案している米投資ファンド、サーベラスに買収を断念させることを目指したものとみられる。外資のサーベラスによる買収には抵抗感も根強い一方で、不良債権と株価下落でSMFGの財務内容が悪化している現在、同社のあおぞら買収戦略に疑問の声もある。
サーベラスはあおぞら銀株11.5%を保有しており、ソフトバンク保有株の買収提案に対する拒否権を持つ。従って、SMFGによる買収が実現するのは、サーベラスが拒否権を行使しない場合に限られる。
SMFGの提案を受けてソフトバンクは、サーベラスに提示額の引き上げを迫る見通し。サーベラスが買収を断念した場合は、同社はSMFGに保有株の買い取りを求めるとともに、オリックスと東京海上火災保険もそれぞれ 14.9%の保有株の買い取りを求めるとみられ、SMFGにとっては、最終的に 1810億円の支出につながる可能性がある。
東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita