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(回答先: 米就業者数、2カ月連続で大幅減 [朝日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 11 日 00:04:34)
ワシントン1月10日(ブル−ムバ−グ):米労働省が10日発表した昨年12月の雇用統計によれば、 非農業部門の雇用者数(事業所調査)は季節調整済みで前月比 10万1000人減(前月8万8000人減、速報の4万人減から下方修正)と市場の事前予想(2万人増)に反して大幅減少した。また11月の雇用は4万8000人分、10月は1万7000人分いずれも下方修正され、10-11月合計で6万5000人の下方修正となった。
家計調査に基づく12月の失業率は6.0%で、前月比横ばい。市場予想とも同水準だった。11、12月の失業率は2000年3月からの景気後退局面でピークを付けたことし4月と並ぶ水準。成人男性が5.6%と0.1ポイント下落した一方、成人女性は5.3%と0.3ポイント上昇した。さらに失業期間が長期化しており、27週間以上が全体の失業者の21.8%を占め、前月の同20.6%から1.2ポイント拡大した。
事業所調査に基づく12月の雇用は、製造業が6万5000人減(前月5万7000人減=速報の4万5000人減から下方修正)とマイナス幅を広げた。広義のサービス部門は4万2000人減(前月2万5000人減)。小売業は10万4000人減(前月4万人減)と、個人消費の盛り上がりが欠けていることを裏付けている。
2002年に雇用18万1000人純減
製造業部門では電機、機械、自動車など耐久財部門が4万6000人減少した。非耐久財部門は1万9000人減。一方、人材派遣は1万9000人増と11月の2万7000人減からプラスに転じた。労働省のアッドガフ統計局長は「米国の雇用は2002年の春から夏にかけて緩やかに増えたものの、通年ではネットで18万1000人の職が失われた」と指摘した。グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は12月19日に、「景気の軟弱局面を切り抜けつつある」と指摘したが、雇用環境は同議長の楽観的見解に反して、むしろ悪化してきた可能性がある。
全体の週労働時間は34.1時間で前月(34.2時間、改定なし)比0.1時間減少した。製造業は40.9時間で、前月(40.6時間、速報の40.7時間から下方修正)比0.3 時間増加。製造業の超過勤務時間は4.2時間で、前月(4.0時間=速報の4.1時間から下方修正)比0.2時間拡大した。ただ、労働省のアットガフ統計局長は「製造業の労働時間と超勤時間は、いずれも2002年の平均並み」と指摘した。
供給面から国内総生産(GDP)と関連性の高い労働総投入量指数(1982年=100)は雇用と労働時間の減少を反映して、前月比0.2%低下し147.6に落ち込んだ。一方、 12月の製造業労働投入量指数は労働時間の拡大が雇用減を相殺して、前月比0.4%上昇して91.2となった。平均時給は14.98ドルで前月比0.3%上昇した。前年同月比では3.0%上昇と、前月の2.9%増を上回った。
ワシントン 山広 恒夫 Tsuneo Yamahiro