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(回答先: あおぞら銀、サーベラスに顧客情報 [日本経済新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 09 日 15:07:48)
[東京 9日 ロイター] あおぞら銀行の丸山社長は、株主である米投資ファンドのサーベラスに対し、あおぞら銀買収を前提としたデューデリジェンス(資産査定)の一環として、顧客情報を提供したことを明らかにした。
記者会見で述べたもの。
丸山社長によると、昨年1月、ソフトバンクと株主である米国投資ファンドのサーベラスからあおぞら銀行に対して、ソフトバンクが保有する株式をサーベラスが買収する交渉を前提に、融資先の情報を提供するよう求める要請があった。このため、あおぞら銀は、サーベラスと守秘義務契約を結んだ上で、貸出先上位200社と要注意先上位100社の行内格付けや債権引当て額などの情報、匿名の貸出残高リストなどを提供したという。
サーベラス側はその後、融資先企業のさらに詳細な情報を提供するよう求めたが、あおぞら銀側は、それ以上の情報提供はコンプライアンス上の問題があると判断し、拒否したという。 会見した丸山社長は、「サーベラスに提供した情報は、格付け会社に普段提供している情報の範囲であり、問題はない」との考えを示した。
ただ、金融庁が4月―6月に行った通常検査で、この情報提供が社外取締役を含めた機関決定を経ていなかったとして、同庁から守秘義務違反の指摘を受けたという。丸山社長は「(デューデリジェンスという)目的の正当性や、当時は他に買い手が無かったなどのことを考えると、当時の情報提供の判断は適切と思ったが、交渉過程の確認や機関決定を経るべきだった」と述べ、問題があったことを認めた。
現在、ソフトバンクが保有するあおぞら銀株式について、サーベラスをはじめ、三井住友銀行<8318.T>などが買収に名乗りをあげているが、丸山社長は「今夕に開く臨時取締役会で、候補の4社が株主足り得る資格があるか審査する」と述べた。書類審査を得た上で、買収会社トップと会談、その後、デューデリジェンスに応じるかどうか決めるという。
丸山社長は、今回の情報提供が買収交渉に影響を与える可能性について、「去年の話なので、影響はない」との考えを示した。また、買収候補社の審査について、「いずれも世界的な大企業であり、財務の適格性について疑問の余地はない。我々の新しいユニークな銀行を作ろうという理念を継続できるかどうかで判断したい」と述べた。
(01/09 16:22)