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(回答先: トヨタ労組、ベア要求見送りへ 読売新聞 投稿者 招き猫 日時 2003 年 1 月 08 日 14:13:35)
トヨタがコケれば皆コケる?! トヨタ自動車労働組合が8日までに今春闘でベア要求を見送る方針を固めた。トヨタは平成15年3月期の連結決算で経常利益が史上空前の1兆5000億円に達する見込みだが、現在の厳しい社会情勢でのベア獲得は難しいと判断したという。だが国内トップ企業の労組が春闘のリード役を降板したことになり、その影響が産業界全体に広がるのは必至。業績不振の企業など定期昇給分の削減や凍結まで現実味を帯びてきそうだ。
トヨタ労組は、ベア獲得を断念する代わり、6500円の定期昇給に加え、フル操業状態の組合員の士気を維持するために組合員1人当たり6万円の一時金支給を求める考え。7日記者会見した同労組の東正元委員長は「現在の厳しい社会情勢の中でベアを要求する企業は少なく、要求しても(獲得できない)最悪のケースになる懸念もある」と述べた。
トヨタは昨年3月期に国内企業初の経常利益1兆円を達成し、労組が1000円のベアを要求したが結局ベアなしで妥結。今回は“連敗”を避けた。また、トヨタの奥田碩会長は最近、「国際競争力維持のため、定期昇給はやるがベアはやらない」と繰り返し発言しており、経営側の固い決意に押し切られたことにもなる。
東委員長は「将来的にベア獲得をあきらめたわけではない」とも語ったが、史上空前の好業績をあげるトップ企業でのベア断念は、春闘のあり方そのものを変化させる。他企業の労組など、経営側に「あのトヨタでさえ」といわれたら返す言葉に詰まるのは必至だ。
大手企業219社の冬のボーナスが前年同期比3.11%減(日本経団連調べ)となるなどサラリーマンの懐は冷え込み続けている。長期的な増収につながるベアの“喪失”は、より一層の危機感を煽り、消費の抑制につながる恐れもありそうだが…。
ZAKZAK 2003/01/08