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(回答先: 横レス失礼します 投稿者 無名相場師 日時 2002 年 12 月 23 日 01:10:06)
私は株の経験が無く、商品先物しか経験がないのですが、その相場哲学たるや同じで
しょう。
>自分は、株しかやったことがなくしかも、株資産の90%を海外株で現物買いで行っており、信用取引も経験がありません。
あまりの、日本市場の閉鎖性を嫌気しております。
海外移住も考えたことがありますが、自分にはハードルが高すぎて無理です。
彼については名を聞いた覚えはあるものの知識は無く、貴殿の投稿のみを参
考に意見を述べさせてもらいます。
一読して感じたのは、彼が話している通りのことを実行してその成績を残しているな
らば、「バフェットは天才ではないか」ということです。
>自分が言いたいのは、この話で株式市場の機能に思いをはせて欲しいと思ったからです。
1万ドルを360億ドルというのは確かに天才の域に達するかもしれません。
しかし、彼の投資哲学の基本は、会社の利益構造が理解できない会社は買わないといっております。
また、海外の株主重視の哲学と市場の流動性の高さは、バフェットに近いようなひとを受け入れ、育てることのできる環境の整った場所といえるでしょう。
360億ドルは無理でも、1億ドルとかあたりの単位ならもっといるのでは、日本でも大正時代?昭和初期だったかな?上場に上場した松下株などを持っていた人は今では100億円の価値をもつとか。
しかし、自分はこの日本が国家破産に近い状況までなんら手が打てなかったのは、市場に力がないというのが一番の原因ではないかと思うのです。
もっと、多くの人が市場取引に参加し、配当金の引き上げを要求し利益を出すことを目的に法人があるというのを理解する。
第二次世界大戦と戦前の国会のあり方によりそのような正常な哲学が失われたからこそ今のような市場機能がまったく働かない状況ができてしまったといえるのでは?(大正時代は、アメリカと同じくらいの株主に権限があったようだが、それを市場参加者増につなげることができなかった。
また、また銀行と財閥という図式を自己訂正できなかった。
あまりにも市場参加者が限られていたために市場が機能を発揮できなかった。アメリカのように相場を正すような企業・銀行がいなかった)
外資主導の中国のほうが、よっぽど市場らしい動きをしている。
アメリカの市場が、エンロンの不正を見つけ倒産に追い込んだ、またKマートやユナイデットエア・ワールドコム、市場には労働価値基準を測る機能がある。
市場は貨幣の価値を守る機能もある。貨幣というのは、信用証書みたいなものであるから、法人内で労働をしていないのにいかにも労働しているような法人と労働者に労働所得を減らす機能がついている。
また株式市場で食べている人は、不労所得といわれるが、法人内で労働をしているような振りをしている人ほど、非難されることはない。
データーを収集したり投資で気を使うほうがずっと労働している。
「つまり天才は多くなくても良いが(360億ドルも稼ぐ必要はないが)、1000万ドルや100万ドルぐらいはたくさんいてもいい」ということです。
野村総研・大和総研・・・日本にも数多の研究所が存在し、投資顧問と結びついてい
ます。バフェットと同じような投資スタイルを取っているのではないでしょうか。
しかし彼らはそれに見合った成績を出しているでしょうか。
日経新聞の投資信託欄を見ると分かるように、散々な成績です。
では彼ら(研究所)が更なる分析力を付ければ成績は上がるでしょうか?答えは「N
O」だと思います。
>野村総研の、収益構造は、ほぼシステムソリューションサービスとなっており株への投資は行われていないようです。
日本の投資信託は、ほぼ手数料稼ぎのひとつであり、海外の商品からみたら赤子のような信託ばかりでまったくよくないですね。
しかし、インカム投資に重点を置く信託は、それなりに良いと思います。すぐ買わないとなかなか買えませんけどね。
私自身、手法は公開できませんが、商品に関するファンダメンタル分析はしていませ
ん。それでいてほぼ毎年コンスタントに「それなりの成績」を残しています。
ファンダメンタルでない「何か」を見つけ出し、それを自分のモノにしてしまえば
houさんも成績がUPするでしょう。
>商品は、知識もまったくなく真っ白な状態です。
どんなものか少しでも説明していたけるとありがたいですね。
自分も海外では、それなりの成績を短期投資だけでまわしているほうはうまくいっております。
長期は、大きく損が出たら買い増し買い増しとやっています。
ただ日本市場は、いやな思い出しかないです。
私にとってバフェットは、「たまたま幸運が続いている運の良い奴」としか思えない
のです。
「天才は、凡人の模倣対象たりえない」と思うのです。
>ここで大切なのは、東京市場が10年後どのような形に成り得るのかということです。
今日本の市場は、味の素や日清食品、最近は日産や日信工業を買い増ししています。すこしですけど。