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(回答先: FRB議長:設備投資に動意の兆候も、企業収益改善は不透明 [ブルームバーグ] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 20 日 13:39:17)
ニューヨーク 12月19日(ブルームバーグ):グリーンスパン連邦準備制度理事会(FRB)議長がニューヨークのエコノミッククラブで19日行った講演について、市場関係者は次のように語った。
◎米銀大手J.P.モルガン・チェースのチーフエコノミスト、リプスキー氏:
「FRB議長の講演内容で特記すべきは、米金融当局はデフレに対峙(たいじ)した経験がないこと、そしてデフレの出現を許容する意思は全くないことを強調した点だ」
「こうして議長は、11月に積極的な利下げを行う意思があった理由を示唆した」
「議長は、家計や企業の負債が将来の景気拡大の妨げになる水準にあるとは考えていない」
「それと同時に、議長の発言に言外の意味があるとすれば、早期の景気加速を期待できる理由はないということだ」
◎米証券大手ゴールドマン・サックス・インターナショナルのホーマッツ副会長:
「議長は、米経済にデフレは見られないとの認識をはっきりと示した。たとえわずかでもその兆候があれば、金融当局はデフレを回避するための行動をとる準備を整えることもはっきりと示した」
「当社の意見も議長とほとんど同じだ。米経済がデフレになるとは考えていない。実際にデフレに陥った日本を除いて、主要国がデフレになることはないとみている」
「議長は、米経済の成長見通しに楽観的ではなかったが、中期的な見通しは比較的前向きだった。特に労働生産性については、かなりのペースで成長を続けるとみている」
「今夜の講演内容から、金融当局にはすぐに利下げを実施する準備があると結論付けることはできない」
「概して言えば、米経済は穏やかなペースで成長し、生産性はかなり好調なため、短期的には利下げを必要とするシグナルはないとの認識を議長は示した」
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