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(回答先: NYの原油と金相場が急騰、イラク情勢緊迫などで [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 19 日 15:01:33)
東京 12月19日(ブルームバーグ):米証券大手ゴールドマン・サックス・グループのチーフエコノミスト、ダドリー氏は、19日までに顧客に公開した調査文書で、原油価格の上昇は米国の失業率上昇や経済成長の減速、金利上昇などを招く恐れがあるとの考えを示した。
同氏の見解は、原油価格(WTI)は2003年第1四半期(1−3月)中に、1バレル=32ドルまで上昇するとの予想に基づいている。これは、従来のゴールドマンの予想よりも28%高い水準。同社のアナリストは、ベネズエラでの17 日間のストにより世界的に供給が細ったことを受けて、予想を引き上げた。
従来は、原油価格は2003年末までに1バレル=20ドル未満に下落し、下期(7−12月)の経済成長率を3−3.5%に押し上げると予想していた。ダドリー氏は調査文書で「今や、この予想の達成は危うくなった」と述べ、原油価格の上昇により「米景気が2%程度の低成長を続ける可能性が一段と高まった」と指摘した。
ゴールドマンの第1四半期原油価格予想は、ベネズエラのストが少なくともさらに2週間続くことと、イラクとの武力衝突の場合でもペルシア湾岸地域からの供給が減少しないことなどを前提としている。ダドリー氏は文書で、対イラク戦争が始まった場合は1バレル=40ドルを超えることもあり得ると分析。また、同社のアナリストはベネズエラのストが予想よりも長く続いた場合、サウジアラビアなど中東諸国からの輸入でベネズエラからの不足分を埋めることは難しいとみている。
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