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あおぞら銀行(旧日本債券信用銀行)の丸山博社長は18日、朝日新聞のインタビューで、筆頭株主のソフトバンクが保有する同行の株式の買収に三井住友フィナンシャルグループが名乗りを上げていることについて、「持ち株会社の下に入れば、上場が難しくなり、上場益で公的資金を返済するという計画が崩れる」と述べ、傘下入りに難色を示した。年内の決着が見込まれていた株の売却交渉が長期化する可能性も出てきた。
丸山社長は「不良債権処理を進める一方、増益を続けており、数年後の上場は可能だ」と述べ、新株主には経営の継続性の維持を求めた。こうした意向を「売却先が決まるまでソフトバンクに説明していく」という。
あおぞら銀の買収には独大手銀ヒポフェラインスや米ファンドのサーベラスも名乗りを上げているが、金融庁の「日本勢が経営権を維持してほしい」(幹部)との意向もあり、現時点では三井住友が最有力候補とみられている。三井住友の狙いは自己資本の増強策と見る向きも多いが、丸山社長は「もしそんな理由で利用されるのなら、歓迎すべきものではない」と反発した。
さらに三井住友の傘下に入れば「小口取引の部門を三井住友銀行に吸収されることもありうる」とし、「どういう経営の形になるのか意見のすりあわせが必要になる」との認識を示した。 (06:02)