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ケインズは有効需要が不足している時には、大きな穴を政府が掘りそれを埋めるだけで需要を創生できるとした。私は今もこの説に多いに異論を持っている。
異論1
穴を掘った段階で資金が尽きたらどうなるのか?その後、財政赤字を抱えたまま、穴を我慢して生活するか、さらに政府支出で穴を埋めなければいけない。具体例でいえば道路である。道路を作ると水が地下にしみこまない。将来、日本が水不足になったときに、道路を撤去して雨水や雪が地下に浸水するための費用は誰が持つのか?
異論2
今も私の街のあちこちで期末予算消化のための道路工事がたくさんおこなわれており、歩くだけで気がめいる。なぜ、気が滅入るのか?それはそうした工事に従事している人たちを見ればわかる。まず年寄りが多い。中高年のオバチャンも多い。ではそうした公共工事の原資はどこからきているかというと、サラリーマンのように所得を隠しようが無い人たちあるいは才能があり知的能力により多くの収入を得ている人たちである。
そうした人は、収入を全て捕捉され、税金を取られるだけとられる。一方、土木工事は知性は必要無い。ここに知性があり努力し才能を身につけた人が、知性がなく努力せず才能のない人に一方的に貢ぐ構造ができている。
自民党の山中などは恐らく、税金には所得格差を縮小するという機能もあるからそれでかまわないというかもしれないが、これは実質的に才能なき者による才能ある者の搾取である。
当然、才能ある人間は負担に耐え切れず子供の数は少なくなり、一方、才能がなくても国が養ってくれると信じる人は子供をたくさんつくる。
そして公共事業が減ってきたらブルやクレーン車を使ってATMを破壊することにより減った分は補われる。しかしそうした特殊機器にチタン合金のチェーンを巻きつけることを義務化することでそうした”犯罪”は簡単に防げるはず。しかしこの数千万円あればできることを政府はやろうとしない。
多分、やろうとすると殺されるんだろうね。