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(回答先: 不良債権10%減の24兆円 大手行の9月中間決算 [共同通信] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 11 月 25 日 20:25:04)
大手銀行7グループは25日、02年9月中間決算を発表した。02年度の不良債権処理額の見通しは合計で3兆1150億円と、当初予定から約6000億円上積みしたほか、組織新設などで処理加速の姿勢を打ち出した。処理額は予想業務純益の約8割を占めるが、査定の厳格化など政府方針の具体化で、処理額がさらに増える可能性もある。
9月中間決算は、保有株式の減損処理の響いた三菱東京フィナンシャルグループを除いて当期黒字を確保した。だが、下半期の不良債権処理の加速は、最近の保有株の価格下落とともに財務を圧迫しており、各行はリストラの強化や資本増強の検討を迫られている。
みずほホールディングスは不良債権処理の拡大で03年3月期に2200億円、三菱東京フィナンシャルグループも減損処理が響いて1850億円の赤字をそれぞれ見込んだ。これに伴い、みずほは設立後初の決算となる03年3月期が無配となり、三菱東京も年6000円から4000円に減配する。
9月末の不良債権残高は7グループで23兆9000億円で、処理の加速や大手債務企業に対する債権放棄などにより、3月末から1割減った。
これに対し、政府は景気回復の障害となっている不良債権をさらに圧縮するため、月内に金融再生プログラムの具体的スケジュールを決める。貸し出し債権の将来収益を現在価値に割り戻すディスカウント・キャッシュ・フロー(DCF)方式の導入などの査定厳格化などが柱となる。
この結果、不良債権が増える可能性があり、みずほグループは今年度の処理額を当初予定から4320億円上乗せして1兆650億円に拡大。三井住友銀行は2000億円上乗せして7000億円と見込んだうえ、大口不良債権を中心に3年以内の最終処理や企業再生を担う「戦略金融部門」を新設することを明らかにした。
UFJグループは「プログラムの中身はまだ不明確だ」として、予想処理額は4800億円に据え置いて公表したが、今後、1500億円程度の増額を見込む。また、破綻(はたん)懸念先以下の不良債権1兆円を03年3月末をめどに新設の子会社に譲渡し、「民間版の産業再生機構」(杉原武・UFJホールディングス社長)を設立する計画で、外資系金融機関などから1000億円の資本と企業再生の専門家を受け入れる。
各行は金融再生プログラムの実施に伴う自己資本比率の低下を抑えるため、比率算出の分母となる貸し出しや保有株などリスク資産をそろって圧縮しており、9月末時点では計約300兆円と、3月末に比べて25兆円余りを削減した。 (21:40)
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UFJ銀行は、不良債権の1部を別会社などにしていますが、これはUFJ銀行の国有を見越した処理ではないでしょうか。
それと政府の産業再生機構や銀行の国有化などの政策へのあからさまな反発なんでしょうか。そして公的資金をあてにした、藤和不動産の債権放棄にみるようにやりたいほうだいに見えますがが・・・・。ライバル?のみずほはもう賃下げを発表していますよ。