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(回答先: う〜ん、トンデモ 投稿者 日本救国戦線 日時 2002 年 11 月 21 日 19:39:19)
昨今は、色々な人が色々なことを主張していますね〜。ではでは、私の考え方も少し・・・。
経済の理論においては、経済の成長は、物価上昇を伴うと、私は教わったのですがね。フィリップス曲線などは、賃金上昇率と失業率はトレードオフであると習いましたね。賃金上昇率は賃金を価格に転嫁するので、賃金上昇率は物価の上昇率とほぼ道義になるので、失業率と物価上昇率はトレードオフになると思いますがね。
物価下落している状態というのは、よい意味で言うと、
無駄を省き(中間マージン:中間問屋の数を減らす)、その結果、その商品の価格が低下する
という側面と、悪く言うと、
商品の原価を圧縮するので、材料費、労務費、経費を圧縮しているということ。
それは、材料費に関して言えば、
素材の質を落とす、及び価格の安いところから仕入れる(←為替の力を使い、外国から輸入する)
労務費に関して言えば
リストラし、または、賃金の安い海外に拠点を移し、労働者の賃金を抑える(⇒この結果、労働者の財布は氷河期になり、おカネを使わなくなる)
経費に関して言えば、
アウトソーシングをして、自社の給料計算を他の会社へ委託する。
などなど、でございます。
経済の成長理論は、基本的にプラス成長になることを前提に考えられていると思います。浅学非才な私がわからないだけかも知れないのですが、ハロッド・ドーマーモデルにしろ、新古典派のモデルにしろ、マイナス成長が続く理論はございましたでしょうか? どなたかご教示願います。
人間の社会は、理屈や理論通りにいかないものではございます。しかし、理論を知らずに物事を進めるというのは、地図なしで目的地に向かうようなものです。基礎なしに応用はないと思います。そのように考えると、今の経済政策を続けていくことが、将来の人々からみて、禍根を残さないように祈るばかりです。