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和歌山県内の酪農家が飼育していた乳牛が、牛海綿状脳症(BSE、いわゆる狂牛病)であることが19日、わかった。国内でBSEの牛が見つかったのは昨年8月22日以来で、6頭目になる。厚生労働省は20日に専門家会議を開き、BSEであることを正式に確認する。
厚労省などによると、この牛は北海道標茶町で96年2月10日に生まれた6歳11カ月のホルスタインのメス。15日に食肉処理場に運ばれ、17日に和歌山市の1次検査で陽性が出た。19日に国立感染症研究所(東京)で精密な2次検査をした結果、陽性が確認された。17日に食肉処理する直前は起立不能の状態だったが、BSEを疑わせる神経症状などはみられなかったという。
01年10月18日から始まった全頭検査では、陰性が確定するまで食肉は流通に回らない。感染牛の食肉は焼却され、食肉処理場は消毒される。農林水産省は一緒に飼われていた約50頭の牛の移動を禁止し、えさや飼育状況を調べる。
これまでBSEが確認された5頭はいずれも乳牛で、4頭目までは96年3〜4月の2週間の間、5頭目は95年12月に生まれた。うち3頭は北海道生まれだった。今回の牛も生まれた時期が近いなど共通点があり、農水省が感染ルートを調べる。和歌山県の聞き取り調査では、肉骨粉は使用しておらず、代用乳については確認ができていないという。
厚労省の11日までの集計では、01年10月以降に全頭検査を受けたのは約153万頭。うち99頭が2次検査に回ったが、4頭が陽性になったほかは陰性が確認されている。