現在地 HOME > 掲示板 > 議論・雑談8 > 256.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 【政府の対応は最悪】 “国際社会”や“国際世論”を楯に米国のイラク攻撃を支持してきた日本政府の根拠は瓦解した!! 【“正義の盟主”となったフランスは後退しない】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 15 日 21:33:29)
フセイン後のイラク利権の取り合いですね。因みに中東産油国で最も上質な原油はイラク原油です。流動点が低く、パイプラインなどでも移送しやすい。
中東の大手の産油国はサウジ、クゥエート、UAE、イラン、イラクですが、そのうちでサウジ、クゥエート、UAEは自国民よりも外国人労働者が人口比で多いのです。しかしイラン、イラクではほとんどが自国民で国内の産業をまかなっており、経済制裁で輸出入の厳しい中でも、器用に限られた原材料を使って電子製品や産業用機材を補修や製造しているようです。ちょうどかつての敗戦後の日本が立ち直ったのと同じく、イランとイラクの国民は利口にかつ勤勉に頑張っている。
石油利権を狙うグループからすると、自国民が頑張って産油と産業を支えれば利権がなくなってしまうので脅威であろうと思います。
私はイラク人には会ったことはないのですが、イラン人の技術者には10人くらい会ったことがあります。うち2人はクルド人でした。みんな日本の田舎の人のような真面目さがあって、義理堅く謙虚で、報道で出てくるような強硬な印象はなかった。しかもアメリカが「悪の枢軸」と自国を非難していることに対して、「アメリカにもいろんなことを言う人がありだろうから」と笑って言った。強権主義の王制や、激動の革命を経験しただけあって、大人の対応であると感じて感服した。もちろん皆が皆そうではないでしょうが、多分たいていの日本人ならば好感を持つタイプの真面目な人が多いのではないかと思います。