現在地 HOME > 掲示板 > 議論・雑談8 > 154.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: NPT脱退問題は北朝鮮が正当 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 04 日 21:31:58)
http://www.jlp.net/syasetu/990225.html
によると、米朝合意の内容は次のとおりです。
----
一九九四年十月、北朝鮮での核開発疑惑に端を発した米朝交渉が合意し、北朝鮮は寧辺にある原発施設などを凍結、使用済み燃料棒の密封と安全貯蔵を約束した。引き替えに米国は朝鮮半島エネルギー機構(KEDO)を通じ、二〇〇三年までに軽水炉二基を提供すること、その間の代替エネルギーとして年間五十万トンの重油供給を約束した。同時に南北対話の実施、貿易・投資の障壁緩和、連絡事務所の相互開設なども取り決めた。
----
普通、軽水炉の完成のためには8年くらいかかるとされているので、1994年に合意して、2003年に提供するという合意は十分に履行可能な内容であったわけです。
ところが、この合意の履行は遅れに遅れて、
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/kedo/
----
1997年(平成9年)8月19日、北朝鮮咸鏡南道(ハムギョン ナムド)琴湖(クムホ)地区の軽水炉建設用地において、土地の造成を中心とする準備工 事の着工式が行われ、軽水炉建設に向けての工事が開始されました。
2002年(平成14年)8月7日には軽水炉建屋基礎部分へのコンクリート初注入式典が開催されました。
----
ということにあいなったわけです。8年かかる工事が合意から5年目に着工されて、8年目にコンクリートが基礎部分にコンクリートが流されたということになります。
この工事の遅れについて、おそらく1998年7月の記事だと思うが、その時点ですでに、
http://www.korea-np.co.jp/sinboj/sinboj1998/sinboj98-7/sinboj980728/sinboj98072861.htm
----
ワシントン8日発共同通信によると、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)関係筋などは8日、朝米基本合意文に基づき米国が共和国に提供する軽水炉2基の完成が、公約の2003年から大幅に遅れ、2007年以降になることを明らかにした。
----
のだそうです。
現時点でどの程度遅れているのか分かりませんが、その基礎コンクリートの後の記事が無いところを見ると……
たけ(tk)思うに、永遠に完成しない程度に遅れつづけているのではないか。アメリカは初めから完成させるつもりはなかった、のではなかろうか。
----
いま北朝鮮が合意ではなく、条約にこだわっているのも、こういう背景があるからだと思う。