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(回答先: Re: 無条件降伏ではない!責任の果しようもある! 投稿者 まさちゃん 日時 2003 年 3 月 13 日 23:10:49)
まさちゃん、こんばんわ。
たぶん、「日韓併合条約の破棄」は、ポツダム宣言の受け入れを基礎に朝鮮半島問題を法解釈するとそうなるということではないかと推測します。(このような論であれば読んだことがあります)
どうであれ、朝鮮半島は日本から分離されたわけですから、それを歴史継承的に正当化しなければなりません。
ポツダム宣言の受諾により「日韓併合条約の一方的破棄」もしくが「日韓併合条約の無効化」が生じたという法解釈が自然だと思われます。
>私の記憶では、降伏直前に日本は日韓併合条約を破棄する形(?)で朝鮮半島の独立
>を認めたことになっていたはずです。
これができるとしたら、その時点で「暫定大韓政府」や「臨時朝鮮政府」などの相手がいなければなりません。
いい加減なものであるとしても朝鮮半島を統治する主体がなければ、「日韓併合条約を破棄する」ことにしても、それを受け入れる存在がないことになります。
日本政府が「日韓併合条約の破棄」や「日韓併合条約の無効化」を宣言しても、それを受け止める存在は朝鮮半島に存在せず、せいぜいが連合国になります。
受け止める相手が連合国であれば、現実の歴史過程と同じです。
日本政府が任命していた朝鮮総督や朝鮮駐留日本軍司令官が状況をきちんと理解し国家の役割を熟知していたら、でっち上げでも反乱を起こさせ、臨時政府を樹立させた後に、日本政府に日韓併合条約の破棄宣言を出させていたでしょう。
もちろん、それによって戦後史が書き変わるとは考えていませんが、国家たる日本の責任をとりあえず果たしたことにはなると思っています。
日韓併合に当たっては半ば軍事的威圧という手法を取り、併合時代は日本国臣民としての同化政策を実施しました。
そうでありながら、敗戦に当たっては、国体(天皇制)護持さえできればという態度に終始し、朝鮮半島のことを考慮だにしなかったことが“国家犯罪”だと考えています。