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『最後の晩餐』
前述の恋愛詩集(記憶で申し訳ないが)、マルクスは理想社会をこう表現した。
愛は愛とのみ交換できる社会・・・
愛は愛とのみ・・・
憎しみは憎しみとのみ・・
尊敬は尊敬と、軽蔑は軽蔑と・・
目は目と・・歯は歯と・・
私はこの一文でマルクスのすべてを理解したような気分に陥ってしまった。マルクスの理想が
文句なく理想であることに同意するし、何故、あれほどまでに市場や交換を忌み嫌ったのかが
理解されるように思う。ただ、これを実行しようと思ったら、恐らく命がいくつあっても足り
ず、いや地球がいくつあっても足りないのではなかろうか、とも思う。
ヨーロッパに幽霊が出る(共産党宣言)
ブルジョワ階級は、支配を握るに至ったところでは、封建的な、家父長的な、牧歌的な一切の
関係を破壊した。彼らは、人間の血の繋がったその長上者に結び付けていた色とりどりの封建
的なきづなを容赦無く切断し、人間と人間の間に、剥き出しの利害以外の、つめたい「現金勘
定」以外のどんなきづなも残さなかった。
かれらは、信心部深い陶酔、騎士の感激、町人の哀愁といった清らかな感情を、氷のような冷
たい利己的な打算の水のなかで溺死させた。
かれらは人間の値打ちを交換価値に変えてしまい、お墨つきで許されていた無数の自由を、た
だひとつの、良心を持たない商業の自由と取り替えてしまった。・・・(共産党宣言)
いつ読んでも感動的なアジテーション「舶来のブランド物はカッコがよろしぅおますなぁ」と
突然の関西弁。ところでマルクス主義者青木雄二の『ナニワ金融道』はこんな感じ。
零細下請け>もう支払い期日はとっくに過ぎてるんや(汗)代金払ていな。
悪徳元請け>無い!
零細>無いってアンタ、代金貰うて帰らんとウチ、手形が落ちまへんのや(汗)
悪徳>ウチもできるもんなら払いたい、がウチも苦しいんや。
零細>ほな、手形でもええわ。マチ金で割ってゼニ作るさかい・・(汗)
悪徳>手形?? そんなもん、とっくに銀行に取り上げられたわ(汗)
零細>ほな、先付けで小切手でも(汗)
悪徳>無いものは無い!
打ちひしがれた零細氏は例のマチ金へ・・
零細>手形が落ちませんのや、なんとかお願いしますわ(汗)
灰原>稟議を上げますので、2、3日お待ちを。
零細氏がとぼとぼと帰ったあと・・
マチ金上司>灰原、端末叩いてみ。
上司B>こりゃあかんわ。オッサンあちこちつまんどるがな。飛びよるでぇ。
そのころ、すっかり夜逃げの準備も整った零細氏は家族で場末の店のふぐ鍋をつついております。
零細>オマエ、すまんなぁ、ワシがかいしょ無しなばっかりに・・
妻>景気のよかったころは、とうちゃんにはブランド物の服もバッグも買うて貰ろたさかい、
ワテ後悔してへんで・・とうちゃんといっしょになったこと。どこまでもついていくで(涙)
零細>オマエ(涙、涙、涙)
と浪花節。事情のわからない子供は、、
子供>とうちゃん、やっぱりフグはうまいなぁ。お代わりもろてええか。
零細>たんと食え、最後のフグや(涙、涙、涙)
この話のどこに感激したかといえば”フグ”。フグでっせ、フグ。
かっての70年代。ヤマギシ参画者の子供からこんな話聞いたことがある。お母ちゃんが研鑚学校
(ヤマギシに入る為の入門セミナーのようなもの)から帰ってきたら突然「今夜はスキヤキにする」
と言い出したという。子供心になにかヤバイものを感じた。もう、それからの人生メチャクチャ
よと(泣、笑)。そうか、70年代プロレタリアート参画者の『最後の晩餐』はスキヤキだったのか?
零細といえども資本家はフグか?
ところで、脱会者による財産を返せ裁判が始まって久しいが、まず驚かされるのはその金額。億でっせ、
億。もっともバブルのころならば23区内に土地があればまず億だからそう不思議がることでもな
いのかもしれないが、・・しかし、この億さん達の『最後の晩餐』はいったい何だったんだろうか?
バブリーついでに、もしかして、あの高級官僚が食していると噂されるフランス料理かも?
””””フランス料理>フグ>スキヤキ””””
いったい、どういうランクづけじゃ(笑)
本日は「マクロとミクロ」は連動しているという、相当に無理のある展開でした。