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[29966]阿修羅と言論弾圧
インターネットという新しいコミュニケーション手段は全世界の不特定多数の人々
の間に、２４時間体制の情報・意見交換を行うことを可能とします。当たり前のこと
だと思うかもしれませんが、これはかなり画期的なことなのです。
個人だけの場合と比較して、情報収集・処理の量的能力および効率性を格段に高め
、条件次第ではあたかも巨大な思考機械のごとき働きをするサイトも作れるはずです。
読者層や読者数しだいでは有効な世論形成の一手段にもなりうるものだと思います。
情報処理の部分が大切なのであって、情報ソースは新聞・雑誌の切り抜き程度から
でもかなりの質量のデータが読み取れる場合もあるという話はそのスジではよく言わ
れることです。
百匹のサルが芋を洗い始めると、日本中のサルが芋を洗い出すという話があります
。そこから、ある内容の意見とか思考様式はそれが多人数の人間によって思念される
と、現実的な実体とか力をもつようになるのではないかという仮説が近年提出されま
した。
アメリカ当局が思想・政治・陰謀論あたりの関係の掲示板をあの手この手で妨害・
破壊しようとすることはありうることと言うよりも、なければおかしいことなのです
。最近の日本当局にはそうした工作をする理由はさほどないのではないでしょうか。
日本がもっとアメリカに占領されてくれば事情は変わるでしょう。昔の東ドイツのシ
ュタージみたいのが日本にできて、日本人の管理・弾圧に大活躍するようになるでし
ょう。
もっともインターネットの社会的機能にあまり高望みしたところで、使用する一般
人の知的・人格的資質とか社会的行動における基本姿勢とかの程度が低ければ、その
効果は著しく限定されるのです。
私はごく一部の人に自分の処理した情報とか思念が伝わって、限られた効力を発揮
してくれれば満足です。
まあ、阿修羅における国際的言論弾圧が信じられないような人は、現実世界に対す
る認識がごく局所的になされているか、知的能力が社会状況の判断の方面ではごく限
られたものであるか、要するに知識が偏っている「世間知らず」であるかのいずれか
だと絶対の自信をもって断言しますが、いずれの場合も別に悪い事ではないので不快
に思う必要はありません。
ただし、あまりその辺の事情に無頓着だと危険なので一応の忠告はしておきます。
「情報発信には気をつけなさい」。
人の持つ資質や能力、好みは色とりどりだからすばらしいのです。全てにおいて秀
でている必要はないのです。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。