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(回答先: Re: 「財政出動による見かけの好況」でも「構造改革」はできない 投稿者 日時 2002 年 11 月 19 日 18:08:23)
「 」さん、こんばんわ。
生産性の上昇は重要なテーマですが、生産性の上昇がデフレ不況の解消につながるわけではありません。
デフレ不況下の生産性上昇は、デフレ不況の深化をもたらすものです。
>数百兆円の財政出動で甘やかされた不況業種の生産性は低下し、それが止まるとすぐ
>に巨額の不良債券が発生するようになってしまった。
不況業種が人員を抱えているから生産性が低下したわけです。
かと言って、人員を放出すれば、不況業種が拡大することになります。
財政出動が止まれば、債務を抱えている公共事業依存型の企業の貸し出し債権が不良債権になるのは自明です。
財政事情からそうなることは80年代からわかっていたのに、80年代に歳出内容を徐々に変更して産業構造を変えなかった政府の責任がもっとも問われるべきものです。
>デフレ不況による失業がなければ産業構造改革は起こらないんじゃないかな?
デフレ不況による失業増加で起きるのは、「産業構造改革」ではなく、無惨な「産業構造破壊」です。
>デフレ不況による失業と産業構造改革じゃなくて、好況下で生産性向上しつつの失業
>と産業構造改革が一番だけど、今の日本ではムリじゃないかな
否定はしませんが、政府官僚は愚か者と売国奴ばかりの集団ではないでしょうから、なんとかしようともがいている人たちもいるでしょう。
できなければ、やっぱりダメだったと思うだけです。
そして、愚か者と売国奴の集団は、痛みを受けることも非難を浴びることもなく偉そうに振る舞い続けることになります。
大東亜戦争の敗戦責任さえ追及しなかった国民ですから、経済を崩したくらいで責任を追及することはないでしょう。