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(回答先: Re: そうですね、論理もあまりに現実離れしては 投稿者 中央線 日時 2003 年 3 月 16 日 14:51:39)
中央線さま、
まあまあ、そう堅くおなりにならなくとも
いいのではないでしょうか。
あたくしは検証派(という呼び方は正確でしょうか)系統の科学者の手になるものは
門外漢なりに、読むことを大変愉しんでおります。
先人の研究成果の割り切れないところから類推して新しい仮説を立て、
あらゆる実験を徹底的に繰り返し、そこから露見する矛盾について、
また『なぜそういった矛盾が出るのか』ということについて仮説を立てて、
その解明に向けて実験を繰り返す、という・・・。
実験データで納得のゆかない部分を『データの誤差』などとして片づけ、
研究者側の論理をこじつけて終わらせてしまうのが
『生きていない科学のしかた』なのではないか、というのがあたくしの持つ印象でございます。
実験データの発するメッセージを謙虚に汲むところに
科学者は度量を発揮すべきなのではないか、というのが
あたくしが科学者に寄せる理想なのです。
今回のノーベル賞受賞者の田中氏などは、ご自分では繰り返し
ヒョータンから出た駒だと謙遜なさいますが、
実際はそういった原則を忠実に守る姿勢を貫くことを知る方だと思っております。
科学哲学のメーリングリストでロムっていたことがありますが
ついにそういった議論にはお目にかかれずじまいでした。
あまりにつまらなくってもう抜けちゃいましたわ。
ではまた、ごきげんよう。