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01/18 14:40 世界の「信頼構築」模索 日本経済の再生も焦点に 外経60
共同
首脳級をはじめ世界の政財官界トップが一堂に会し、経済や政治
、安全保障、感染症対策など、国際社会が抱える地球規模の重要課
題を討議する世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会
議)が二十三日から二十八日まで、スイス東部の保養地ダボスで開
かれる。
今回のメーンテーマは「信頼の構築」。イラク攻撃に傾く米国の
「一方的外交」への反発やイスラム世界への不信感、破たんした米
エネルギー大手エンロンの不正会計問題に象徴されるコーポレート
ガバナンス(企業統治)の在り方などが中心だ。世界経済の分野で
は、デフレ懸念とともに「日本経済の再生」に焦点を当てる。
欧州ビジネス界の私的な意見交換の場として始まったダボス会議
は、次第に米国やアジアなどからの参加者が増加。議題もエイズな
どグローバル問題へと拡大、ここ数年間は三千人に達するようにな
った。今回は招待者を絞り込んだが、それでも九十九カ国から約二
千百五十人が参加する。
政界はアブドラ・ヨルダン国王やパウエル米国務長官、財界では
米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長、芸能界では人権問題に取り
組む俳優のリチャード・ギアさんらがパネル討論に出席。日本から
は竹中平蔵金融・経財相が招待された。
六日間の会期中、大小合わせて計約二百七十のパネル討論を開催
。合意形成が目的ではないため、会議の宣言などは出ない。しかし
、意外な顔合わせの討論で要人の自由な発言を聞くことができるた
め、欧米メディアの一部は゛官製″の国際会議よりも重視している
。
米中枢同時テロの被害者との「連帯」を打ち出すため、例外とし
てニューヨークで開かれた昨年の総会ではロック歌手のボノさんと
オニール米財務長官(当時)の対話に注目が集まった。
総会の重要度が高まるにつれ、反グローバル化を訴える非政府組
織(NGO)などの抗議行動も強まっている。今年も総会に合わせ
て反ダボス会議の集会が開かれる。スイス当局は、人口約三千のダ
ボスを事実上封鎖した上で、通常は非武装の空軍機に対空ミサイル
を搭載して警戒飛行に当たらせる予定だ。(ジュネーブ共同=藤井
靖)
(了) 030118 1440
[2003-01-18-14:40]