現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ22 > 492.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 人種的少数派の大学入学促進策「憲法違反」と米大統領 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 17 日 00:12:41)
【ワシントン佐藤千矢子】ブッシュ米大統領が15日、ミシガン大学入試での人種的少数者(マイノリティー)に対する優遇措置をめぐる訴訟にからんで「アファーマティブ・アクション」(積極的差別是正措置)を批判する見解を発表したことに、民主党や人権団体は強く反発している。昨年12月下旬には、共和党のトレント・ロット上院議員が黒人差別発言で同党上院院内総務を引責辞任したばかり。04年米大統領選もにらんで人種差別問題が米内政の大きな政治問題として改めて浮上してきた。
自由競争を尊重する共和党は従来から、同措置は「逆差別」として改廃を主張してきた。共和党の伝統的価値観を重んじるブッシュ政権は、同時多発テロ後の米国の保守化傾向や昨年秋の中間選挙での歴史的勝利を受けて、こうした価値を推進しようと内政面でも積極姿勢に打って出ているようだ。
ただ04年の大統領再選を至上命題とするブッシュ政権にとっては、こうした「積極策」は共和党の支持固めにつながる一方で、黒人やヒスパニック系などマイノリティー票の獲得を一層困難にするという懸念もある。
民主党のダシュル上院院内総務は、この訴訟は「ブッシュ政権の転機になる」と指摘。人権活動家のジェシー・ジャクソン師は「この50年間で最も閉ざされた人権政策だ」と批判した。
ブッシュ大統領は同措置の違憲性を訴える意見書を16日に連邦最高裁に提出するが、連邦最高裁は今年6月に判決を出す見通し。共和、民主両党の論戦は、積極的差別是正措置の存廃と大統領選での支持獲得をかけて、激しさを増しそうだ。
[毎日新聞1月16日] ( 2003-01-16-20:20 )