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◇平成15年歌会始お題「町」
御製(天皇陛下のお歌)
我が国の旅重ねきて思ふかな年経る毎に町はととのふ
皇后陛下御歌
ひと時の幸(さち)分かつがに人びとの佇(たたず)むゆふべ町に花ふる
皇太子殿下お歌
オックスフォードのわが学び舎に向かふ時ゆふべの鐘は町にひびけり
皇太子妃殿下お歌
いちやう並木あゆみてであふ町びとにみどり児は顔ゑみてこたふる
文仁親王殿下お歌
暮し映す合掌造りの町並を見つつ歩めり妹(いも)と吾子らと
文仁親王妃紀子殿下お歌
すずかけは夏陽にてりてあをあをと町ゆく人の上に影なす
清子内親王殿下お歌
音すべてやみたるごとし北国(きたぐに)の町にしんしんと積もりゆく雪
正仁親王殿下お歌
遠く見ゆる八甲田山は雪白く青森の町に木枯しの吹く
正仁親王妃華子殿下お歌
町なかの花屋の店にあふれつつ春つぐるはなの色あたたかし
宣仁親王妃喜久子殿下お歌
古き家軒をつらねて並びたる京の町並なつかしくして
召人 酒井忠明
今もなほ殿と呼ばるることありてこの城下町にわれ老いにけり
選者 武川忠一
町といふことばはやさしふるさとの見知らぬ人にふと立ちどまる
選者 安永蕗子
楠若葉はやくれなゐに炎ゆるなり城下しばらく男(を)の町なれば
選者 岡野弘彦
以下省略
参照
http://www.kunaicho.go.jp/utakai/utakai-h15.html