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(回答先: 2・3年前の不吉な歌会はじめ 投稿者 パリサイサタン 日時 2003 年 1 月 16 日 17:01:12)
◇平成12年歌会始お題「時」
御製(天皇陛下のお歌)
大いなる世界の動き始まりぬ父君のあと継ぎし時しも
選歌(詠進者生年月日順)
ブラジル国パラナ州 神津正
移りすんでラテンの國に老いしいまときに信濃の夢をみるかな
京都府 宮艸万壽夫
二百年のときをつぶさに見てきたる大欅なり風にしたがふ
奈良県 佐藤多美子
昨日よりもなほ低く垂る苦瓜の内に充ちゆく時のしづけさ
兵庫県 小西博子
煮立つ湯にさっと水菜のみどり冴ゆひとり美しき時の間をゐる
兵庫県 清永司郎
不安なるときが拡がりをもちてくる或る夜しきりに未来を覗く
埼玉県 杉田昌美
霙降る柵に繋がれ時を待つ流鏑馬の馬白く息して
山口県 岡林鎮雄
「ひらひら」といふ語教へてひと時を留学生らと花吹雪浴ぶ
奈良県 前川隆夫
時はいま満潮のごとみちみちて四十余年の職辞するなり
奈良県 油谷薫
渡りゆく時をはかりてゐるらしき燕の群が雨に濡れをり
佐賀県 中尾裕彰
指先に打鍵の重さ兆しつつショパンの「革命」弾くとき迫る
ありました。どういう理由でかTV放映とは歌の順番が
変わっていますが。
やはり酷い歌です。こんもの時代が時代だったら打ち首
ものでしょう。
「指先に打鍵の重さ兆しつつショパンの「革命」弾くとき迫る」
本当に何でもない歌に見えますか。解説の必要すらない
暗殺と皇室潰しの宣言です。こういう歌は天皇に向かって
歌ってはいけないのです。
指先、打鍵の重さ、ショパンの「パン」、弾く、革命、
迫る、これはあからさまな銃による暗殺と革命(王統潰し
、王殺し」の掛詞であり象徴でありそのものズバリなので
す。
「時はいま満潮のごとみちみちて四十余年の職辞するなり」
これも表面的な意味だけでもめでたかるべき正月早々陛
下の前にずいぶん暗い歌ですが、やはりしゃれになってい
ません。
「時はいま」というのは明智光秀が暗殺前にその決意を
表したという。「発句 ときは今天が下しる五月哉」を連
想させます。
四十余年は「四十四」と同音でこれまたずいぶん不吉で
す。四は「死」を表すことがあることは日本人なら皆知っ
ているというのに。
「満潮のごとみちみちて」。くどいくらいに「ミチル」
を繰り返して「ずいぶん長く続いてきたが、もうたくさん
だ」と陛下と皇室にあてつけているようにも感じられ、し
かも水があふれかえって水害を連想させると同時に「災難
が迫りくる脅威」を示しているようにすら感じられます。
「職辞するなり」。もう辞めちまえ、終わってしまえと
あてつけると同時に、これまた「四十四」と重なって死亡
や暗殺を暗示しているとも解釈できそうです。
「「ひらひら」といふ語教へてひと時を留学生らと花吹雪浴ぶ」
これもめでたい正月早々陛下に対して無礼で不吉な歌で
す。日本文化の伝統とか世界的な詩歌の常識からいえばそ
うなるはずです。
花が散っているのが死を象徴しうることくらい誰でも知
っているでしょう。それが「落ちていく」ときの様子を「
ひらひら」といっているのですが、「平平」で平成天皇と
通じます。
わざわざ「ひととき」という語を用いているのが、「明
仁(あきひと)などの「ひと」を用いて「皇室のとか陛下
の時」を掛けている可能性があるといったら考えすぎと思
われるでしょうか。しかし、本来の和歌にはそういう要素
や技法があるのです。
「霙降る柵に繋がれ時を待つ流鏑馬の馬白く息して」
平和主義者の平成天皇に対して戦前の軍国主義の復活を
宣言しているようにとれないでしょうか。内容が不吉とい
うより、平成天皇の戦争に翻弄された感のある生い立ちと
か趣味・スタンスをつっつく嫌がらせかもしれません。
(現在の天皇陛下は少なくとも2・3年ぐらい前までは終
戦記念日の戦没者追悼のお言葉などの中に「この前の不幸
な戦争」、「悲惨な戦死者」などという表現を用いておら
れていました。私には実に問題がある発言と思われるので
すが、それはまた別の話です。)
ほかにも不吉な歌がいくつもあるようですが、これくら
いにしておきます。ミレニアム明けにこんな歌を皇室にぶ
つけるとは、一体何があったのでしょう。
『平成12年歌会始お題「時」』
http://www.kunaicho.go.jp/utakai/utakai-h12.html