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政府が来年2月にH2Aロケットで打ち上げを目指す情報収集衛星の画像撮影能力が、米国の民間衛星イコノスやクイックバードを下回る程度しか期待できないことが28日、政府関係者の話で分かった。
高度約500キロの軌道を秒速7キロで飛行しながら、地上の10キロ四方の目標範囲に光学センサーを向けるポインティング性能が低いことが主な原因。政府関係者は「イコノスに比べると不鮮明で見劣りする写真になるのは避けられない」と説明している。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)など日本周辺の偵察を想定し、4基分で約2500億円投じて自主開発した日本初の事実上の偵察衛星だが、国内の衛星開発力の弱さが浮き彫りになった形だ。
政府は当初、イコノスを手掛けた米ロッキードマーチン社から衛星を丸ごと購入する案も検討したが、自律性や産業力育成の観点から自主開発に踏み切った経緯がある。