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(回答先: 北の官製報道も自由な報道ですか? 投稿者 声なき声 日時 2002 年 11 月 19 日 06:32:14)
日本ジャーナリスト会議:政府と一体になったマスコミの「大合唱」
●「北朝鮮拉致事件」をめぐって、マスコミあげての大報道が続いている。 「北朝鮮は五人の拉致被害者の家族を返せ」という日本政府の主張に、新聞も テレビもほとんど異論は唱えず、帰国した五人は家族と引き裂かれてしまった まま。せっかくの日朝共同宣言もほごになりかねない情勢。これで本当にいい のだろうか。
●第一に日朝交渉の再開。隣国でありながら五十年以上も国交がない状況を 打開するのは当たり前で、遅すぎたのは朝鮮側の事情だけではない。まず話が できる環境を作ることから問題は始まるのだ。マスコミも歓迎した。
●第二に拉 致事件。安否通告の内容は衝撃的だったが、五人の帰国は今後の展開に期待を 持たせた。五人は北朝鮮の国家犯罪の証人であると同時に、新しい日朝関係の 「架け橋」になる可能性を秘めていた。
●第三。だが、「一週間から十日程度の一時帰国」と、朝鮮当局者にも家族 にも約束していたはずの日本政府は、「拉致議連」や「救う会」の後押しを受 けた「家族会」の要請で「五人の家族が来るまで帰さない」と一方的に方針を 変更、再開第一回交渉の材料にした。その結果「引き裂かれた家族」が新しく 生まれ、マスコミも方針転換を批判せず、交渉も暗礁に乗り上げた。「国の約 束」とはこんなに軽いものなのか?
●「拉致したのは北朝鮮。五人は戻ればもう日本に帰れない」というが、そ うならないようにするのが外交の使命のはずだ。五人の自由往来を求め、国情 について活発な報道を展開し、交流を発展させる。それがマスコミの使命では ないのか? 政府と一体になったマスコミの「大合唱」は国を誤らせ、五人の ためにも日本のためにもならない。
http://www.jcj.gr.jp/view.html#20021118