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(回答先: 来月以降の重油凍結 北朝鮮制裁方針を米決定〔産経新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 11 月 14 日 11:14:13)
【ワシントン中島哲夫】
米政府は13日、国家安全保障会議(NSC)を開き、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する重油提供を11月分は認めるものの、12月分から凍結すべきだとの方針を決めた。ロイター通信が米政府高官の証言を引用して伝えた。米政府はこの方針を14日にニューヨークで開く朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)の理事会で提案、北朝鮮に核開発計画放棄に向けた圧力をかける方針とみられる。
重油提供事業の行方はKEDO理事会で正式決定されるが、11月分の取り扱いについては日韓両国も異論がなく、現在、タンカーで輸送中の重油約4万トンはそのまま北朝鮮に届けられることになる。
重油提供は94年の米朝枠組み合意に基づくもので、KEDOの事業として年間50万トンを月割りで北朝鮮に輸送。費用の大半は米国が負担している。11月分のタンカーは6日、シンガポールを出航した。
米政府は北朝鮮が10月初めの米朝協議で認めた核兵器用の濃縮ウラン開発計画を放棄するよう要求し、重油提供の即時停止を検討していた。しかし、米国とともにKEDO理事国となっている日韓が継続を要請したため、これに配慮して「12月から凍結」の方針を打ち出したものとみられる。
12月分については、日本政府は外部機関による核兵器開発計画の検証を条件に供給することを関係国に提案する方針を固めたほか、韓国も凍結先送りを求めている。14日に開くKEDO理事会は幅広い議論や合意前の各国政府への照会などで長時間を要するとみられ、15日まで続く可能性がある。