現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 「asahi」アメリカは日本の出動も求めているね 投稿者 WW 日時 2002 年 11 月 09 日 01:59:56)
>イラク侵攻計画が、アメリカとその衛星国にとり、運命の明暗を分ける策謀となるだろうと、言う所以だね。
マスコミは、米中間選挙で共和党が圧勝したため、イラク攻撃がもはや避けられない状況にあるというような報道を行なっていますが、増田氏はそれを否定しています。↓
http://www.luvnet.com/~sunraworld2/
増田俊男の時事直言!No.174号 (2002年11月8日号)
--------------------------------------------------------------------------------
2002年12月7日「目からウロコの会・スペシャル」(日比谷公会堂)
--------------------------------------------------------------------------------
2002年の締めくくりとして、「重大な発言」を用意しています。昨年8月9日、ホノルルのワイアラエCC(ソニーオープン)クラブハウスで開催された私の講演会と翌日のベン・カヤタノ州知事との対談で、私は「今日から1ヶ月ぐらいのうちにアメリカで天地がひっくり返るようなことが起き、戦争が始まる」と言明しました。
「今後(本日11月8日から)2ヶ月ぐらいのうちに、世界がひっくり返るようなことが起きるだろう」と申し上げておきます。
多分12月7日より前には起きないだろう。翌日の12月8日(ハワイ時間7日)は何の日か思い出してもらいたい。重大な日の1日前に「目からウロコ・スペシャル」をセットしたことには意味があります。昨年2月から私は「9月12日」という日を指摘し、「アメリカに重大事件が起きるとすれば、それは必ず9月12日の前で、後になることは絶対無い」と言ってきました。
そして私の予想通りの「9月11日」が終わった後、「実は9月12日は、ビン・ラーディンの手下といわれる9人がタンザニアとケニアのアメリカ大使館同時爆破事件の犯人として裁かれる日だった」と手の内を明かしました。もし9月11日が無く、(今はこの世にいない)犯人側の弁護士と証人が爆薬の化学分析データの証拠をもとに公開法廷で9人の弁護を展開していたなら、アメリカを結び付けている資本と精神が根底から崩壊していたでしょう。
嘘は嘘でしか償うことが出来ず、嘘の規模はどこまでも拡大し続け、最後に核爆発を起こす。9・11はアメリカで起きたが、次はアメリカ以外で「大嘘」が起きる。ブッシュが議会から対イラク攻撃のフリーハンドを手に入れ、さらに今回の選挙で、共和党が両院で過半数を取った。さらに国連安保理決議もアメリカ案で押し通せそうである。
これでブッシュはアメリカと世界の支持の基に、何時でもイラク攻撃が出来ることになった。そこで私は申し上げる。これでブッシュはイラクを占領する必要はあるが、武力攻撃をする必要は無くなったと。ではこれから起きる世界的事件とは何か?「目からウロコ・スペシャル」12月7日をお忘れなく。
--------------------------------------------------------------------------------
イラクと北朝鮮の温度差
--------------------------------------------------------------------------------
イラクと北朝鮮の温度差を測る時、誰が何を利益とするかで異なる。この際はアメリカの立場で考えることにする。先ずイラクだが、アメリカはイラクが脅威であるとして核兵器、大量破壊兵器の保有、開発疑惑を指摘してきたが、サダム・フセインが無条件査察を受け入れるや、こんどはフセインとアルカイダとの繋がりを挙げる。
今のところ総て疑惑の段階で「イラクがアメリカに脅威である証拠は何一つない」。イラクはスカッド・ミサイルを持っているが到底アメリカにとどかない。イラクの工作員にアメリカ市民が拉致されたわけでも、アメリカの上空をイラクのミサイルが飛んでいったわけでもない。実際イラクはアメリカにとって脅威ではなく、イスラエルにとっての脅威なのである。
1991年の湾岸戦争時サダム・フセインがイスラエルにスカッド・ミサイルを撃ち込んだことはご存知の通りである。一方イラクにとってアメリカは大変な脅威である。勝手にイラク上空に飛行禁止区域を設けておいて、違反したと言っては年中イラクを攻撃しているではないか。
--------------------------------------------------------------------------------
北朝鮮はアメリカにとって脅威か
--------------------------------------------------------------------------------
アメリカは、1994年北朝鮮との間で枠組み合意を交わし、北朝鮮は核開発凍結を決め、アメリカは見返りに年間50万トンの原油を供給し、日米韓は軽水炉発電所を建設することになった。ところがその後、北朝鮮は国際原子力機関の査察を拒み、核開発を続けていた。
アメリカはその事実を知っていたが、本年10月3日ケリー特使が訪朝した際、北朝鮮が枠組み合意に違反して核開発を行っていることを認めたので、止む無く同月16日に「北朝鮮は枠組み合意の反故宣言をした」と公表した。なぜアメリカは北朝鮮の対米合意違反を知りながら原油を与え続けたのか。
それは北朝鮮がアメリカの脅威だからだ。北朝鮮のテポドン(軍事ミサイル)は日本の上空を何度も飛んでおり在日米軍基地、特に沖縄は完全に射程距離に入っているし、現に北朝鮮は核兵器保有を認めている。さらに北朝鮮工作員は日本に侵入しており、米軍基地等アメリカ施設の破壊、米国要人の殺害等の可能性は大きい。
こうした事実から北朝鮮のアメリカに対する脅威はイラクのような疑惑ではなく顕在した現実の問題である。ならば北朝鮮こそアメリカは武力行使をしなくてはならないのに、「対北朝鮮武力行使は論外」としながらイラク攻撃に専念する。なぜだろうか。理由は簡単至極!イラク攻撃をしてもアメリカには被害が無いからである。
サウジアラビアに米軍基地があるが、サウジはアメリカがイラク攻撃する場合は基地の使用を禁止しているので、イラクはサウジを攻めない。アメリカのイラク攻撃でイスラエルには間違いなくイラクからスカッド・ミサイルが飛んでいくが、これはイスラエルの望むところ。イスラエルがパレスチナを武力占領する唯一の理由を与えることになるからだ。
従ってアメリカのイラク攻撃にリスクは無く、イスラエルのシオニズム達成と、イラクの安い原油支配というメリットが付いてくる。一方対北朝鮮武力行使はリスクばかりだ。韓国に配備されている約4万人の米兵に対して38度線に終結している北朝鮮90万人の軍隊が攻めてくるリスク。テポドンが韓国と日本の米軍基地に降ってくるリスク。前述の在日北朝鮮工作員による在日米国高官殺害のテロリスクがある。
つまり米朝間の脅威の関係は、北朝鮮が一方的にアメリカに脅威を与えているだけである。だから20年間にわたって同盟国日本が北朝鮮に『侵略』されても、テポドンが日本上空を飛んでも、抗議一つ出来ないのである。北朝鮮は、近くテポドンの二つ三つ日本海へ向けて打ち上げ実験をして米朝関係の現実を世界に思い知らせるだろう。(日本は論外だが)アメリカは「ぎゃー、ぎゃー」と騒ぐしか手がない。
こうしたアメリカの弱みを救うのが日本の役目だが、小泉さん分っているのかなあ。日本が拉致と核兵器開発を国連に持ち込み、多国籍軍の軍事報復条件付の対朝強制査察要求で、背後から北朝鮮を攻める手があるのだが。
結論、アメリカはイラク攻撃は出来るが北朝鮮に対しては出来ない。それは、イラクはアメリカにとって何の脅威でもなく、一方北朝鮮はアメリカが極東覇権を失うほどの脅威だから。
====================================================================================
ブッシュはイラク攻撃を行なわない【増田俊男の本日の目からウロコ】
http://www.asyura.com/2002/hasan16/msg/267.html