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米国の対イラク戦略を読むひとつのカギは、イデオロギーではなく、米国の国家としての”剰余金・内部留保”がどれ位あるか、でしょう。
クリントン政権下で8年間の繁栄を謳歌していたわけで、ある友人は「1兆ドル=120兆円=はあるのではないか」と言っていました。
国家のバランスシートは正確には作りにくい、と思いますし、企業のバランスシートとは少し異なる、とは思いますが、結局、戦費をどれだけ用意できるか、が戦争のスケール、交戦期間を規定します。もし、対イラク戦が2000億ドルで終わるとすれば、計算上は、米国は同規模の戦いをあと4回、やれることになります。
まあ、米国の剰余金は100兆ドルよりもう少し大きいように思いますし、しかし、現下の景気後退でこの剰余金はかなり急速に(戦争費用でなくとも)食われていくようなも思います。
ハードライナーどもがどんなに過激な主張をしようと、結局は持てる金の範囲内でしか、戦争はできません。ちょっと前の日本の「エコノミスト」誌にちらっとそういう記事が出ていましたが、この分野に詳しい方の投稿をお願いします。