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(回答先: 一時帰国の５人戻さず ［読売新聞］ 投稿者 あっしら 日時 2002 年 10 月 24 日 19:17:09)
福田と言う男は、何を考えているのかと、首を傾げたくなるね。「いろいろ事情がある」と、語って北朝鮮批判を慎むように自民党議員に言った男だね。しかし、かと思うと、北朝鮮批判の「世論」に抗い得なくなったらしく、今度は一時帰国の「拉致被害者」を帰さないと言い出したと言うね。何を考えているのかね。
これは、今度は日本が、一時帰国者を「拉致」すると言う事でもある。日本政府が「北朝鮮に帰さない」などと公式に言い出すと、北朝鮮としても、「日本政府が一時帰国者をラチした」と、発表しかねないね。いずれにしろ、北朝鮮問題をこじらせた小泉や福田は、その「政治生命」も、絶たれるだろうがね。
今の若者は知らないみたいだが、３０年近くも前、「金大中氏拉致事件」と言う、韓国情報機関の「拉致」事件があったね。現在の韓国大統領の金大中が、まだ反政府分子だった時代、韓国の軍事独裁政権が日本から金大中を「拉致・誘拐」し、ＫＣＩＡの「スパイ船」などに押し込めて、韓国に連れ去ったと言う事件だった。これが、南朝鮮の「ＫＣＩＡ」による、本当の「拉致」事件だった事は、確認されている事だね。もっとも、金大中は、大統領になった後は、ＫＣＩＡに「報復」をしてい無いがね。
ＫＣＩＡと言えば、悪名高い謀略機関だったが、今の若者などは、それすら知らないらしい。と言うよりか、今の老人世代も、この事件やＫＣＩＡをろくに知らないのだね。木村愛二や宮崎学などが、その好例だがね。このＫＣＩＡが、日本とアメリカを巻き込む「北朝鮮スパイ船」事件やら、「南朝鮮人・日本人拉致事件」やらのキャンペーンを進める、中心的な「特務」機関なのだがね。
驚くべき事に、今の日本人は、「ＫＣＩＡ」と言う名称すら知ら無いらしい。金大中氏拉致事件の顛末は、ＫＣＩＡの犯行が不問に付され、日本と韓国の間で「政治決着」がされる事になった。「拉致」事件に関しては、日本国の「司法権」が侵害されたままになったのだね。こういう政治決着や司法権侵害の問題すらも、知らないような阿呆丸出しの日本人が、増えたね。
日本と南北朝鮮にまつわる「拉致」や「スパイ船」関連の事件は、ＫＣＩＡの事件を考えれば、金大中事件の時代から続く問題でもあるね。しかし、今の日本では、「元左翼」メディア人をはじめ、ＫＣＩＡの陰謀について、黙して語らない者ばかりでね。彼らは、もともと「北」とも遠からぬ仲だったのが、「近親憎悪」の結果として、「反北」になったのだろうがね。そして、日本人は、南「ＫＣＩＡ」のキャンペーンに乗ぜられ、右往左往する事になる。その手の日本人は、ＫＣＩＡの「エージェント」にうってつけだがね。
北朝鮮から一時帰国した日本人が、何故、日本を離れたいと言うのかは、日本政府にも家族にも、判らない問題だね。北朝鮮に家族がいるからなのか、脅されているからなのか、或いは、もっと別な理由があるのかだがね。それは、第三者が推測しても、意味が無い問題だ。それを、日本政府の阿呆丸出しの権力者たちは、第三者のくせに「主役」を演じ、失言を繰り返しながら、今更言うに事欠いて、「帰国させない」と主張する。これは、小泉や福田にとり、逆に自分の墓穴を掘るだけの結果となるだろうね。
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