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政府は21日、一時帰国している日本人拉致被害者5人について、本人の希望によっては滞在期間を延長する方向で検討に入った。また政府関係者は同日、日程的な余裕を持った上で、帰国者を日本に留めたまま、北朝鮮にいる家族を帰国させることも「選択肢の一つ」と語り、本人の希望によっては北朝鮮側と協議する考えを示した。
日朝両国は滞在期間を「1〜2週間」とし、最長でも28日までを予定していたが、安倍晋三官房副長官は21日の記者会見で「日本と北朝鮮の合意ではない」と指摘し、当初の滞在期間にこだわらない考えを表明した。
[毎日新聞10月22日] ( 2002-10-22-00:47 )
21日朝刊のトップ記事の概要は「日朝間合意 早ければ来月にも家族全員の来日」でした。遅くともではなく、早ければとした点が特徴です。どんなに実現が遅れても誤報ではなくなるのです。政府筋のトップ記事なのに、朝日、読売には後追い記事がなかったことも不思議です。大ニュースなのに後追い記事が他のメディアで取り上げられないときは、誤報の類です。
政府がなんとしてでも5人を帰朝させたいと焦っているためのリーク記事ではと思います。
今回の5人がこのまま期待を抱いて、帰朝すれば第2の寺越氏になるだけです。2度目の来日はないことでしょう。来日しても、赤十字と称する2人が帰日者宅に滞在し、その監視拘束下に置かれることになります。そして、人質と金蔓の関係が固定します。
「本人の希望によっては滞在期間を延長する方向で検討に入った。」
こんな要件では無理難題です。24日までの帰朝要求を金主席から命令されているのではと疑われている5人が、滞在期間延長を日本政府に希望することは、残された家族の生命は揺らぐことになります。
こんなあやうい立場いるひとことを考慮すれば、拉致被害者の「家族の希望」により、滞在期間を延長するとするのが人道的対応です。
家族を人質に取られての帰日者の意思は自由ではありません。その意思を尊重するなんて、ピストルを突きつけて自由な意見を言いなさいと脅しているのと変わりません。
そんな自由意思を尊重するという日本政府は、人質をとっている北朝鮮側の代弁者ということになります。小泉内閣はどこの国の政府なのか疑問に思えてきました。