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ブッシュ米大統領は16日、ホワイトハウスでイスラエルのシャロン首相と会談した。会談後の共同会見で大統領は、イラクがイスラエルを攻撃すれば「首相は反撃すると思う」と述べ、イスラエルによるイラクへの反撃を容認する姿勢を示した。
対イラク攻撃へのイスラエルの関与はアラブ諸国の反発を招くため、米国はイスラエルに自制を求めるとの見方が強かった。しかし、大統領は自衛の権利を強く主張するシャロン首相に配慮、反撃を認める立場を明確にした。
一方、大統領は中東和平推進のためバーンズ国務次官補(中東担当)を現地に派遣すると表明。また、イスラエル側がパレスチナ自治政府の代わりに徴税、留保していた税金をパレスチナ側に渡す決定を歓迎すると述べた。(ワシントン共同)