現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
【ワシントン10日共同】
米下院本会議は10日午後(日本時間11日早朝)、ブッシュ大統領がイラクに対し武力を行使することを承認する決議案を賛成296、反対133で可決した。
上院も同日、採決に慎重だった民主党のダシュル院内総務が賛成に回ったことから採決に向けた手続きが加速、下院と同じ内容の決議案を11日未明(同11日午後)に可決した。議会の承認により今後、国連で対イラク武力攻撃を含む新たな決議が採択されない場合でも、ブッシュ政権としては単独で武力行使を実施する一定のよりどころを得た。
ブッシュ大統領は10日午後ホワイトハウスで会見し「決議はイラク政府に明確なメッセージを送った。イラク政府に選択の余地はない」と歓迎する声明を発表した。大統領は対イラク決議に関し、当初反対していた民主党側の主張を封じ込めることに成功、中間選挙を控え、ひとまずは政治的勝利を挙げた形。
大統領は米国内からの支持を背景に、国連安全保障理事会での新たな対イラク決議採択に集中する方針だ。 (14:48)