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(回答先: イラク問題:親米国、苦渋の決断 サウジ基地使用拒否[毎日新聞10月3日] ( 2002-10-03-15:01 ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 10 月 03 日 15:30:14)
【リヤド小倉孝保】
サウジアラビアのサウド外相は2日、リヤドの外務省内で毎日新聞と単独会見した。米国が準備を進めている対イラク攻撃に絡み、サウジ国内の基地提供を事実上拒否する姿勢を明確にした。サウジは今月に入り、国連安保理での決議採択を条件に米国のイラク攻撃を支持する意向を表明するなど一時、方針転換ともみえる姿勢を示していた。だが、パレスチナ衝突に関連し、イスラエル寄りの姿勢に終始する米国に対するアラブ諸国の強い反発を受けて、基地使用反対で「イスラムの盟主」としての立場を鮮明にしたといえ、米国の対イラク攻撃の行方にも大きな影響を与えそうだ。
サウド外相は米国が提案した対イラク武力行使容認の新決議案が国連安保理で採択された場合の対応について「国連加盟国は国連決議に従う義務がある」と一定の理解を示した。だが、米軍のイラク攻撃の際に、最も有効な拠点とされるサウジ国内のプリンス・スルタン基地提供について「軍事行動への参加や施設の提供については各国の主権に属する問題だ。サウジはアラブ・イスラム諸国への軍事攻撃に反対しており、米国が自国施設を使用することはない」と語った。
また、ウィーンで行われた国連査察再開に向けた実務協議でイラクがフセイン大統領宮殿を除く施設への無条件査察で合意したことについて、外相は「サウジはイラクに対し、あらゆる国連決議の実施を求めてきた。イラクが査察受け入れを決めたことは喜ばしい。査察が早期に再開され、最終的にイラクがすべての国連決議を実施する希望が出てきた」とイラクの姿勢を評価、歓迎の意向を表明した。