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(回答先: 感謝祭ごろイラク攻撃か 英紙報道〔産経新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 29 日 15:21:00)
米、英主導の新たな対イラク国連決議案が週明けにも国連安全保障理事会常任理事国に示される見通しとなったことで、表向きイラク攻撃に反対していた周辺アラブ諸国は、一転して「臨戦態勢」の強化に走りだしそうだ。
新決議の採択は容易ではないが、ブッシュ米政権は採択に失敗しても単独でイラク攻撃に踏み切る構えを崩していない。
米地上軍に出撃拠点を提供する意向を固めたとされるクウェートでは最近、イラク国境に近い油田地帯で化学戦を想定した大規模な避難訓練を実施。西隣のヨルダンも、有事の際にイラクから押し寄せる難民への対応策を整え、米軍の弾道弾迎撃ミサイル・システム導入の交渉をひそかに続けていると伝えられる。
いずれの国も「攻撃反対」の公式論は最後まで掲げ続けるとみられるが、イラクにとっては、武力行使に反対する国際世論が攻撃回避の最大のよりどころだっただけに、足元のアラブ諸国の「転向」で、同国を取り巻く外交環境は不利に傾く一方だ。
24日にカイロを訪問したサブリ・イラク外相は、ムバラク・エジプト大統領に、緊急アラブ首脳会議の開催を要請したが、大統領の反応は「重要なのは会議ではない」と素っ気なかった。サウジアラビアも首脳会議開催には同調しなかったもようだ。
「フセイン体制打倒」を呼号するブッシュ米大統領の意志の固さを目の当たりにしたアラブ諸国の動きは「勝ち目のある側になびく」(カイロ外交筋)アラブの現実感覚を如実に示している。(共同)