現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 正規軍を改編して遊撃戦部隊を! − ウェルカム!米兵作戦 − 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 21 日 22:16:18)
FP親衛隊国家保安本部殿、こんばんわ。
非正規戦の軍事概念をきちんとまとめていただきありがとうございます。
提起した作戦の成否は、周辺のアラブ人及びペルシャ人の対応で決まると考えています。
(さらに言えば、ムスリム全体になりますが...)
>第一に、非正規戦といえども、武器弾薬の供給者がなければならない。
おかしな言い方ですが、そのためにも、非正規戦でなければならないと思っています。
正規戦であれば、周辺国家も支援のしようもありませんし、周辺国住民も手を拱くことになると思われます。
隣接諸国も政府レベルでイラクへの補給ができるわけもなく、イスラム共同体意識を持つ民間レベルの義捐に頼ることになります。(政府ができるのは、それを陰ながら支援したり黙認することだけです)
国境沿いからどうやって市街地に武器・弾薬を運び込むかという輸送の問題も解決しなければならないでしょう。(小分けした輸送に頼ることになるのでたいへんです)
最悪の場合、竹槍や石でも戦えないわけではないと思っています。
>第二に朝鮮半島やベトナムと違って、イラクは開けた地形の国で、山岳や湖沼といっ
>たゲリラの隠れることができる地の利に乏しい。
地形の不利が大きな問題だと思っています。
ゲリラは、自宅を含む民間住宅で生活することになります。
そのため、市街地でヒット&ウェイを展開する「ウェルカム!米兵作戦」のタイトルを付けました。
開戦初期は攻撃を行わずにできるだけ米軍兵士を引き込み、米軍部隊が設営を終わって探索活動を始めてから、市街地ゲリラ戦を展開します。
>第三にイラク国民のフセイン大統領への支持と愛国心は連動したものであるのかどう
>かという問題である。
フセイン政権は実質的に崩壊となります。
どちらにしても、イラクを統治する政府機構は、対米戦が終わるまで機能できません。
前近代的なネットワークしか築けないでしょう。
何とか生存を維持しつつ、対米戦を戦うかたちになります。
>彼らの一番大切なものは祖国でもなければフセインでもない。
>宗教はそうかもしれないが、それ以上に妻であり、子供であり、両親であり、仕事で
>あり、金儲けである。
>非正規戦を行う者はイスラエルで自爆している連中や、北朝鮮の第八特殊軍団兵士、
>古いところではちょっと違うが日本の特攻隊員のように、これらの「日常」よりも、
>祖国なり、民族やり、元首なり、より上位の概念が行動の規範になる戦士でなければ
>ならぬ。
>私は以上の理由から、北朝鮮ではアメリカ軍に対して非正規戦は有効かもしれないと
>思うが、イラクでは困難であると考える。
アメリカ独立革命でも、当時の住民の過半数は面倒なことをはじめやがってというものです。
現在のアフガニスタンでも、対米戦を担っている人数は極めて少ないと推測しています。
イラクでも、殉教を覚悟して対米戦を継続するという人数は極めて少ないでしょう。
対米戦に参加しない人々の支援ないし黙認は不可欠な条件ですが、そのほうが好ましいと考えています。
街中が“敵”であれば、米軍は、陸だけではなく空からも含めた掃討作戦が展開できます。