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米政権、対イラク決議を19日議会提出
2002.09.19
Web posted at: 15:26 JST
- CNN
ワシントン(CNN) 米国のブッシュ政権と共和党は、イラクに対する米政府の武力行使を承認する決議案を19日、米議会に提出する。政府・議会筋が18日、CNNに明らかにした。
政府筋によると米政府は草案で、(1)イラクのフセイン政権は繰り返し国連決議に違反し、米国と同盟諸国、ならびに権益に重大な脅威となっている (2)国際社会はイラクに、核兵器・生物化学兵器の開発プログラムを凍結するよう求めなくてはならない――と改めて主張する。
さらに草案は、1991年の湾岸戦争や98年のイラク空爆、昨年のアフガニスタン軍事作戦開始など、過去の対外軍事行動を承認した議会決議をモデルにして、イラクの大量破壊兵器の脅威を取り除くため、「必要で適切なあらゆる武力を使用する」ことを承認する内容になる。
ブッシュ大統領は18日に議会指導部と協議した後、「米国の団結を世界に示すことが重要だ」と述べ、国連でのイラク問題協議が本格化する前に米国内を一致させる必要性を強調。野党民主党も、大統領支持の方針を固めており、決議は早ければ10月上旬にも採択される見通し。
ラムズフェルド国防長官も同日、米下院軍事委員会の公聴会で証言し、「国連安全保障理事会がイラク問題について議決する前に、連邦議会が一致した態度を国際社会に示すことが重要だ。議会の決議採択が遅れれば、国連決議を違反し続けても構わないと、イラクにシグナルを送ることになる」と、決議の早期採択を求めた。