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(回答先: 「ブッシュがジュネーブ合意を遵守するのかどうかです」 投稿者 資料 日時 2002 年 9 月 16 日 19:55:24)
シリア外相、米は差別的と批判 イラク問題で
2002.09.16
国連本部――シリアのシャラ外相は15日、国連総会で演説し、イラクの大量破壊兵器保有疑惑について、米国がイラクの「国連決議違反」を武力行使の根拠とする一方、イスラエルの国際法違反や核保有を黙認するのは、差別的な偏見だと批判した。
シャラ外相は、「イスラエルが国際法に従わないでも良しとされているのに、なぜ世界はイラクに、安全保障理事会の決議を履行するよう要求しなくてはならないのか」と訴えた。
「中東で新たな戦争を勃発させる正当性は何もない。イスラエルによる占領には沈黙しつつ、もはや他国の領土を占領していないイラクを空爆するのは、差別的で、現実をゆがんで捉えていると考える」とシャラ外相は主張。
「米国も起草に参加した安保理決議によると、イスラエルは他国の領土を占領している。にもかかわらず米国は、イスラエルは自衛権を行使していると考えている。これは奇妙なことだ」とシャラ外相は指摘。さらに、「(米国が)、特定のアラブやイスラム教の国家にのみ意識を集中させながら、イスラエルの核兵器備蓄は無視しているのは、残念なことだ」と述べた。
イスラエルは公式には核兵器保有を否定しているが、複数の報告に基づき、200以上の核弾頭を保有していると見られている。
シャラ外相はその上で、イスラエルが核査察を受け入れることを条件に、中東全体を非核・非大量破壊兵器の地域にするべきだと提案した。この提案にはバーレーンのハリファ外相も後に賛同の意を示している。