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一時米国内外で沸き起こったイラク攻撃慎重論がいつのまにか鳴りをひそめた。ことに、ブッシュ大統領の国連演説を境に、一斉になだれを打ってイラク攻撃やるべしの声が高まりつつある。事前に国連が介在するならばGOというわけか。それではあまりにも単純ではないか。
こうした反イラク大合唱の中で、最近まで慎重論だった軍の長老、湾岸戦争当時の大統領補佐官でブッシュ家に近いといわるブレント・スコウクロフト氏が急に主戦論に転じた。彼は「大統領の国連演説はすばらしかった。イラクへのパンチの効いたストライクだった」とブッシュを褒めちぎった(15日英BBC、米ABC)。この人はもともとはタカ派の人らしいが、先月来、「イラク攻撃は中東地域全体を煮えたぎる大釜に変える」「20万、30万の軍隊を投入しなければならず、またイラクの長期占領が必要で、それは困難である」とブッシュ政権に自制を求めていた。いつから困難ではなくなったのか。凡人にはさっぱり分からない。