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「不審船撃沈事件」後の国土交通省扇大臣やメディアは、機関砲の砲弾を300発以上もぶち込んでいながら、最後は自爆して沈んだものとしてきた。
そのような言動には、最終責任は“不審船”側にあること、そのような行動に出るのだから「工作船」に違いないという意識を刷り込む狙いもあったと推測される。
“自説”であった自爆を覆す記事だから信用度がそれなりにあると判断すると、海上保安庁船舶は、海賊行為的攻撃で見事に不審船を撃沈したと思われる。
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不審船、爆破の穴なし…新たな謎も浮上 [読売新聞]
11日午後、8か月半ぶりに海上に姿を見せた不審船の観音開きの扉からは、上陸用の小型舟艇(子船)が見つかった。一方で、船体に爆発の痕跡がないなど、沈没の状況にも新たな謎が浮上。海上保安庁などは、次々に明らかになる新事実の分析に追われた。
◆証拠品分析◆
第10管区海上保安本部(鹿児島)の今井秀政本部長は、引き揚げ終了を受け、同日午後2時から会見。「大きな山は越えたが、やるべきことがたくさんある」と、実態解明に取り組む強い決意を示した。
報道陣から「不審船は北朝鮮の工作船か」と聞かれると、「証拠品を整理、分析した上で国籍を特定し、判断する」と慎重な姿勢を崩さなかった。
また、同日夜、子船の発見について、急きょ会見した同本部の黒木正警備救難部長は「小型舟艇の目的は分からない」と繰り返した。警察幹部は「やはり子船があった。工作員の上陸用に違いない」と話した。
◆特異な形状◆
一方、船体の特異な形状は、関係者を驚かせた。
「上半分は漁船だが、下はまるで高速巡視船だ」。幹部の1人はこう指摘した。
船底は、高速航行が出来る「滑走型」と呼ばれるV字形。このサイズの船なら通常、スクリューも舵(かじ)も一つしかないが、不審船は四つのスクリューが並び、舵も巡視船や高速旅客船並みに二つあった。「一般の船で4基のエンジンなど、燃料を食い過ぎてとても考えられない」と海保関係者。
防衛庁関係者は、船底部分にカキ殻などが全くついていないことに注目。「頻繁に活動していたのではないか」とみる。
船舶の構造に詳しい東海大海洋学部の池田宗雄教授(航海学)は「船首の形状が鋭く、スピードを出すには適しているが、波に突っ込みやすくなるため、乗り心地は悪い。安定性を犠牲にしてでも、速力を求める設計思想をはっきり感じる」と話している。
(9月12日00:09)