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08/21 16:28 根強いイラクの暗殺説 米の攻撃回避が狙いか 外信57
【カイロ21日共同】数々のテロに関与したパレスチナ過激派「
ファタハ革命評議会」の指導者、アブ・ニダル容疑者の遺体がバグ
ダッドで見つかった事件で、イラクは二十日夜、死因を「自殺」と
したが、同国当局による暗殺との見方も根強い。狙いは米国の攻撃
回避だとする分析も出ている。
革命評議会に詳しい筋はアラブ紙アルハヤトに対し、「(同容疑
者は)パレスチナ解放闘争の失敗を、反米を貫くイラク側に付くこ
とで取り戻そうとしていた」と話し、米国がイラク攻撃を検討する
今、自殺するはずがないと強調した。
アラブ紙アッシャルク・アルアウサトは、イラク当局がアブ・ニ
ダル容疑者と、クウェートとみられる外国当局との関係を突き止め
た直後の今月十六日午後三時すぎ、銃を持った男二人がバグダッド
の容疑者宅を訪れ、殺害したとするパレスチナ筋の話を伝えた。
同筋は、銃撃戦の後、アブ・ニダル容疑者が銃弾四発を受け死亡
、一緒にいた評議会メンバーのうち二人が負傷し、残るメンバーは
逮捕されたとしている。
アンマンのイラク反体制派は「イラクは自国がテロ支援国家では
ないことを示すため殺した」と述べ、米国の攻撃回避だとの見方を
示す。
クウェート紙アッライ・アルアームは、イラクはアブ・ニダル容
疑者に対し、対欧米テロの実行を望んだが拒否されるなどしたため
、関係が悪化したと報道。暗殺説が正しければ、イラクは恨みを晴
らした上、「対テロ戦争への参加」で米国に恩を売ることができ、
一石二鳥だと指摘した。
(了) 020821 1627
[2002-08-21-16:28]