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米兵器産業界:イラク攻撃を決意? 新鋭爆弾や銃弾を大幅増産
【ワシントン中島哲夫】米国の兵器産業界は、レーザー誘導爆弾の製造ペースを倍加させ
るなど、新鋭爆弾や銃弾の大幅な増産態勢に入った。過去15年間で最高という工場もあ
る。AP通信が15日報じたが、消息筋によると「米国で爆弾製造急ピッチ」の報は既に主
要国政府にも伝わり、米国がイラク攻撃の決意を固めた証拠との見方が有力視されていると
いう。
同通信によると、レーザー誘導爆弾を製造しているアリゾナ州の工場では、工員の勤務を
一部3交代制にし、当初の製造計画を5カ月も前倒しして増産中。広報担当者は「競争上の
理由」で具体的な数量を公表しないものの、「倍増」状態だという。
また、衛星による全地球測位システム(GPS)を使った精密誘導爆弾「JDAM」の場
合、昨年1年で生産した約1万発の半分以上をアフガニスタンで使ったが、今年になって既
に9000発を製造。米軍当局は実際には4万〜5万発を保有したい考えだと軍事専門家は
述べている。
巡航ミサイル・トマホークの増産も進んでおり、ある工場では軍と正式契約を結ぶ前から
計画を半年前倒しして新型トマホークへの切り替えを推進。別の工場は2億6500万発の
銃弾を9200万ドルで受注し、91年の湾岸戦争の時を超えるピッチで生産を続けている
という。
ブッシュ大統領はイラク攻撃について「具体的な計画はない」と語っているが、フセイン
政権の打倒を「米国の政策だ」と公言。米軍当局が策定した攻撃計画の一部をメディアが報
じ、「いずれ攻撃に踏み切る」との観測が強まりつつある。